春風のスネグラチカ | まったりライフ(´∀`*)

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ピグライフをまったり遊びつつ、ダイエットの話とかご飯の話とか色々と。

沙村先生の本は無限の住人ぶり。ブラッドバーレーの馬車みたいな後味悪い感じだったらどうしようと思いましたが、グロテスクな描写もなく
(バイオレンス描写はあり)終わり方も良かったです。
車椅子のツンデレ少女と無口な従者っていうのが好みの設定で、それだけで買いました。共依存っぽいのは大好きです。
革命後のロシアが舞台で、ロシアの歴史にはあまり馴染みがないので(ラスプーチンとかアナスタシア、インペリアルイースターエッグくらいの知識しかない。全部マンガとアニメの知識)注釈を読みながらゆっくり読みました。
残念なのは(作者もあとがきで書いていましたが)話の8割が別荘で進むので、あまりロシア的なものをビジュアル面から感じられなかったこと。前半にくらべて後半の展開がばたばたとしていたこと。後半にあんなにばたばたするならページ数増やして2巻で完結でも良かったのになぁと思いました。
春風のスネグラチカというタイトルはとても美しくて好きです。ラストシーンもこのタイトル通りでした。面白かったです。