人権とは…
他者を尊重する権利のことである…
しかし、多くの人は自己主張を相手に認めさせようと”人権”を振りかざす。
それは”ファシズム”である。
また、日本人の少なからずは、人権を、
自分がお客様のように大切にされる権利だと思っている。
むしろ、人権は、相手をお客様のように大切にする権利なのである。
「人権を守れ~」と叫びつつ、人権を踏みにじっている人たちの
なんと多いことか…
人権は、いかなる特権でもない。
だから、”天与の権利”なのである。
人権を、いかなる国家も奪うことはできない。
通常、「権利」といえば、所有権のようなものや、特権を言う。
人権は、所有権などとは、真逆の権利である。
ゆえに、「権理」とも書かれた。
その「権理」をもとに、具体的に法律に定められたとき、人権は法的な「権利」になる。
そのとき、国家に対する強制力がかけられるのである。
人々は、これを混同してしまうのであろう…
人権は、社会契約を結ぶための権利である。
相手との合意が、社会契約であり、それを”法”とするのが、「民主国家」なのである。
そこには、いかなる「正義」も存在しない。
合意のあるかないかだけである。
有効な社会契約は、相手から得られた合意が、相手の自由意思によるものである必要がある。
よって、「自由」「平等」「相互尊重」の関係において合意形成がなければならない。
そこに、抑圧や詐術、まして強制や暴力など介入したのでは、法的有効性がない。
閣議決定と強行採決で、すべてを決めてしまうあべ政治は、社会契約に違反している。
この憲法違反政権の立法はすべて無効である。
しかし、国民は、これに「NO」と言わない…
日本国民自身が、いまや憲法違反の国民なのである。