貿易と富の集積②~ハブ空港 | バカ国民帝国日本の滅亡◇FooL JAPAN!◇日本人人間化計画

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【著作権フリー・人はだれの所有物(奴隷)でもありません。身も心も、著作物も所有物ではありません。所有し、支配してはならないものです。】幸徳秋水死刑100年の怨念、乃木希典自刃100年の無念を引き継ぐ”呪い”のブログ…

交易ルートの上に港ができ、都市ができる。


そこに人、モノ、カネ、そして情報が集まってくる…



逆に、そのルートを戦争のときなどに遮断すれば、敵の「人、モノ、カネ、情報」の流れも遮断できる。


敵軍の輸送路を遮断できれば、”兵糧攻め”となる。


天下取りを狙う大名も、都へ上るためのルート、港や鉱山や宿場町を押さえていった。



道路自体が、交易にも戦争にも重要なインフラなのである…


いまも残る”アッビア街道”(写真左)。ローマは道路で国を支配した。


イギリスで蒸気機関(写真右)が発明された。


これにより、船がない陸上でも大量の物資が運ぶことができるようになった。



日本は、満州鉄道で中国北部を支配し、その権益を守るべく関東軍を配置していた。


また鉄道といえば、ロシアのシベリア鉄道…極東を狙う日本にとっても脅威であった。



工業国アメリカにとっても鉄道事業は国家的プロジェクトであった。多くの人間が鉄道敷設作業に参加した。(写真左)


そして、陸、海以外にも昨今は重要なルートがある…空路である!(写真右)


この空路マップをみると、東京成田空港が、重要なハブ空港のひとつであることがわかる…



海の港と同等、あるいはそれ以上に重要なものとなりつつある空の港…


とりわけ、車輪の軸の位置にあるかたちのハブ空港の重要性を、ここではみてみよう…


たとえば、バラである…


バラは、ケニアなどのアフリカ原産である。そして、集積センターはオランダにある…


日本でも水揚げされた魚などは、ほとんどがまず一度東京などの都市に集積され、そこで値がついて地方に集配される。

千葉で水揚げされたからといって千葉が起点になることはない。売る側だって高く買ってほしいから都市へ持ち込む。


まるで中央郵便局のようなはたらきをするのが、大都市なのである…


さあ、しかし、ここでアラビアのドバイが都市として急激に発展し、地の利を生かさんと参入してきた…

日本にバラを輸出する場合であれば、ドバイに集積センターがあった方が抜群に近くなる!


ドバイの戦略的価値を物語る例である。


ここにアメリカが米軍を置き、政治をコントロールしている理由もわかろうというものだ。



だが、オランダの立場は苦しいものである。バラだけならともかく、他の物資についても似たようなことが起こればオランダ経済は衰退してしまう…


グローバル企業は、より「効率のいい」経路を開発し、選択するのである。


そして、その過程でオランダのようにドバイに”しのぎ”を奪われる立場の国々が生じるのだ。



そうしたことにグローバル企業は、一切の責任を負おうとはしない。


無責任で無政府主義の商売を通したいがゆえの「自由貿易」であり、「自由競争」…


そして…「自己責任」なのである。


《おまけ》

バラづくりを始めた大原部長…婦警たちに大人気で舞い上がる…




大切にしていた盆栽も”燃えるごみ”に出すほどの入れ込みよう…


バラは人をつなぐだけでなく、変えもするようです…