ネットの外のことを「リアル」と呼んでいるようですが、
その「リアル」の人たちの認識が、とてつもなく現実から乖離している現代日本…
まるで…蜃気楼…のようです…
とはいえ、「親」とか「女」とか、子供や年寄りは、
昔から世情に疎いもの…とされてきたようにも思います…
しかし…なんだかな~。「情報化社会」「男女平等」と言われる世の中で…
このありさまは、どうしたことなのでしょう…
ひと足先に学校現場は”崩壊”していたわけで…、
それがいよいよ国レベルになったということでしかないのでしょうが、
老若男女を問わず、イカレテいるやつばかりというのが、驚き、桃の木、気になる木…(-_-メ
またまた”陽だまりの樹”からです。
お役目を解かれて、母がそれを知れば、どれだけ落胆するかと心配する万二郎
だけど、「五体満足で帰ってくるのが、よほどうれしい」というのは、母親なのでしょうね…
もちろん、例外の母親もあるだろうし、妻の態度は、やはり、これとは違うでしょう…
手塚良仙の妻は、軍医の仕事に疑問を持つ夫の気持ちも、戦場へ送るというリスクも考えず、
鬼のように送り出していましたからね~。(-。-;)万二郎には、まだ妻もないし…
ですが、万二郎の母も、別の意味で気持ちが通じない…また世情に疎く、能天気なところがあります…
「何を話したってムダだ…」
親子の間に生まれた解離…
息子の態度がよそよそしくなったことを憂う母…
(-"∇"-;) 今日、あちこちで生じているであろう解離を、手塚治虫はちゃんと描いている…ってことは、
(-"。"-;) やっぱ、むかしからよくあったことなんだよな…
(ノ゚ο゚)ノ 全学連闘争にベトナム反戦闘争…これに参加した団塊世代と、これと対立したその親の世代…
( ̄∩ ̄# 全学連やべ平連が戦っていた「敵」の正体は、いまハッキリと見えている…
(`(エ)´)ノ_彡こんなにハッキリ見えているのに「サヨクが~」と言ってるウヨの愚かぶり…
(◎`ε´◎ ) しかも、「日本の敵」の犬に成り下がっていながら、日の丸を振っている不届き者ぶり…
万二郎でなくとも、クズどもを片っ端から叩き斬ってやりたいところだよね~
それと”陽だまりの樹”では、人々がまったく無知であるなか種痘を普及させていく蘭学医たちの苦闘が描かれていますが、世間が無知というのも、いまに始まったことではないのですね…
情報化社会…は どこいった?…と、思うのですが、
技術がいくら”進歩”したからといって、サルが人間に進化するわけではない…
ついていける人間と、そうでない人間の乖離は、ますます広がり、ことばも通じなくなる…
バビロンの塔のごときものが地上に建てられるとき、人々は「ひとつ」ではなくなる…のか?…
世間も親も”クソ喰らえ”だけどさ…
昔からあったことで、先人たちは、そのなかで生き抜いていったわけで…
だから、この程度では(かなり深刻なのは事実でも)…
まだまだへこたれるわけにはいかないのです…