支配欲求~権力への意志②~家畜の誕生 | バカ国民帝国日本の滅亡◇FooL JAPAN!◇日本人人間化計画

バカ国民帝国日本の滅亡◇FooL JAPAN!◇日本人人間化計画

【著作権フリー・人はだれの所有物(奴隷)でもありません。身も心も、著作物も所有物ではありません。所有し、支配してはならないものです。】幸徳秋水死刑100年の怨念、乃木希典自刃100年の無念を引き継ぐ”呪い”のブログ…

いろんなことを、自分の思いどおりにする…


計画どおり、構想どおり、きちんと仕上げる。


約束を果たす…。仕事をやり遂げる…。



これらのことが、支配欲求であり、達成によって快感が得られ、さらなる高みを求める…



しかし…


これらは、自分の支配領域でのみ、可能なことですし、


その領域で手に余る場合は、外部に向かって援助を請わねばなりません。



日常業務のほとんどはルーチンですから、十分支配が可能ですが、


少し課題のレベルが上がれば、もうすべてが一からつくりあげねばならないものとなります。



真に重要な仕事、創造的な仕事ほど、思いどおりになんぞなりませんし、


計画通り、構想通りにはなりません。



人間は、もともと無力です。


偉大なことに挑戦する人ほど、自分の無力を思い知り、打ちひしがれることになります。


逆に低俗な者ほど、挑戦することを「できっこない」「お前にはムリ」などと嘲笑するのです。


また、そういう低俗な者は、弱い者いじめや簡単なことしかしないので、妙な”万能感”を持っています。



ですから、無力の自覚のある人こそが偉大なのです。


ひとりひとりが無力であるからこそ、多種多様な人間が用意されている…


よって、人々が助け合うこと、赦しあうこと、協力しあうことが重要なのです…ところが


機械文明絶頂の今日、人々に課せられているのは、”協力”ではなく、”競争”です



人間は機械の部品でしかない。


人間は組織の一部でしかない。



人々が、合意し、協力し合うのではなく、力よって屈服させ、支配することで”協力”させる…



人が人に協力する場合は、目的が同じであるとか、利益で折り合いがつくとかです。


そういうのがまったくなく、問答無用で「絶対服従」を強いられる…機械文明に顕著なことです。



どんな目的、どんな命令が与えられようとも、速やかに「組織」が対応できるようにするためです…


だが、そうなれば、そこの人間は目的意識をもたなくなりますし、命令に従順で自分の考えももたなくなります。「組織」は人間を家畜にするシステムでもあるわけです。



人を支配する…それ自体が目的であり…


自分が、相手に対して”上位”であり、相手の”支配者”であることを求める…



「何でも思い通りになる」「思い通りにできる人々がいる」



しかし、その「思いどおり」の「思い」の中身は空疎で独善的…「ない」も同然…



「支配欲求」も、このようになったのでは、ただの暴力への欲求でしかなくなります…



こうした「倒錯」が生じている世の中では、価値観や常識も「倒錯」していきます…


価値によって、値段がつくものなのに、値段で価値が逆に決まる世の中…


事実が報じられ、事実に基づいて審判されねばならないのに、報道や判決が「事実」になる…



価値のないものに値段がついて「価値あるもの」として扱われ…


ウソやでっち上げを「事実」と信じて、怒ったり泣いたりしている大衆…



「国」のサイズが大きくなるほど、力による統治は必要になってくるとはいえ…


こうした歪んだ「支配欲求」に支配された倒錯社会の「生命」や「存在意義」は何なのでしょう?



もともとは達成するための「目的」があったはずなのに、いつのまにか、そんなものはどうでもよくなっています。


とにかく、自分が「右」と言えば、相手が右を向くのかどうか…


とにかく、自分と相手と、どっちが「上」か「下」か…



思いどおりにしようという「支配欲求」は旺盛なのに、「思い」の中身が「ない」人たち…


あるのは、自分が中心で、自分が主人公で、皆の注目と称賛を浴びているという”夢”だけ…



どんなお芝居で、何を伝えるのかというのは、別にどうでもいい…


それを尋ねても、答えが返ってこない…



どうも世の中のほとんどの人々は、支配されたがり、家畜になりたがる人ばかりのように見えます…



つまり、家畜であるということは「降伏」を意味し、戦闘の終了を求めているわけです。


競争原理により、人々は戦闘に疲れ、傷つき、降伏し、家畜になることで終わらせるのです…が…


ゲームは、それで終わったわけではありません。そのまま家畜ゲームに移行するのです…



家畜の求めるのは…平和であり、”やさしさ”である…戦闘を好まない…


一見よいことのようですが、これほど人生を投げ捨て、人間の尊厳を投げ捨てている行為もありません。