4月1日から動画配信するそうです。 これは決して単に過去のことではありませんね。 彼らの命の叫びは永遠です。 二度とこういうことにならないように、目と耳で心に刻んでおきたい。


NHKアーカイブス《出陣学徒壮行会》


先日の朝、NHKラジオで学徒出陣壮行会の当時の中継放送のアーカイブスが流された。

神宮競技場内を行進する学徒、そしてアナウンサーが「○○大学○名、○○大学○名・・・・」と紹介して読み上げていく。

学徒出陣壮行会のアーカイブスだと知らずに聞くと、何のスポーツ競技の開会式かと思ってしまうだろう。

壮行会が終了し行進しながらゲートを出ると、大勢の女子学生達が駆け寄って来た。

無言のままの彼女達の顔は皆涙と雨でびしょ濡れだった。

当時は女子学生が男子学生の傍に寄ったり話しかけるのは不謹慎とされていたらしい。

きっと「生きて帰ってきて!」と言いたかったに違いない。

ある日突然、ペンを銃に替えざるを得なかった学徒達の悲しみはどれだけ深いものだったのだろう。

愛し恋い焦がれる男子学生を見送る女子学生の深い悲しみはどれだけ深いものだったのだろう。





以下Wikipediaより。


学徒出陣の実施。

1943年(昭和18年)10月21日、東京都四谷区の明治神宮外苑競技場で「出陣学徒壮行会」が文部省主催、陸海軍省等の後援で実施された。
壮行会の様子は社団法人日本放送協会(NHK)が2時間半にわたり実況中継(アナウンサー:志村正順)を行い(外部リンク参照)、また映画「学徒出陣」が製作されるなど、劇場化され軍部の民衆扇動に使われた。
秋の強い雨の中、観客席で見守る多くの人々(引き続き徴兵猶予された理工系学部生、中等学校(旧制)生徒、女学徒などが計96校、約5万名が学校ごとに集められた)の前で東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の各大学・専門学校からの出陣学徒(東京帝国大学以下計77校)の入場行進(行進曲:観兵式分列行進曲「扶桑歌」 奏楽:陸軍戸山学校軍楽隊)、宮城(皇居)遙拝、岡部長景文部大臣による開戦詔書の奉読、東條首相による訓辞、東京帝国大学文学部学生の江橋慎四郎による答辞、海ゆかばの斉唱、などが行われ、最後に競技場から宮城まで行進して終わったとされる。