福島第一原発の事故が、周辺環境に放射性物質の多大な影響を及ぼしています。
ある程度の年齢の大人ならば、微量の被ばくに神経質にならなくて良いかも知れません。
しかし子供の場合は、大人に比べるとその影響はあまりに大きいと言えます。
将来のある子供たちを、原発事故による汚染から守ってあげなければなりません。

参考↓『未成年者の尿検査、全員から放射性物質…福島』
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110701-OYT1T00099.htm

(以下、記事を一部引用...)
福島県内の保護者らでつくる市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」(中手聖一代表)などは30日、東京電力福島第一原発事故の影響調査で、福島市内の6~16歳の男女10人の尿を検査した結果、全員から微量の放射性物質が検出されたと発表した。最大値は、放射性セシウム134が8歳女児の尿1リットル当たり1・13ベクレル、同137は7歳男児の同1・30ベクレル。
中手代表は「通常、子どもの尿に放射性物質は含まれておらず、原発事故の影響は間違いない」としている。尿は5月下旬に採取し、フランスの放射線測定機関が検査した。

これはまだ母数が少ないですが、全員から検出したというのは見逃せません。
つまり、子供たちがほぼ確実に内部被ばくしているということですから。
直ちに健康被害は出ませんが、長期に渡り悪影響を及ぼす可能性は高いです。
被ばくしてすぐ症状が出るのならば、非常にわかり易く対策も考えやすいです。
しかし、通常は気付かないうちに被ばくするので、まったく自覚症状がありません。
あとで調べたら、かなりの量の被ばくをしていたなんてことは十分あり得ます。

子供たちを守るには、原発から十分に離れた場所に移動するしかありません。
政府などが安全と言っている基準を守れば大丈夫、とは考えない方が良いでしょう。
パニックになっては困りますが、任せきってしまうのも危険です。
とはいえ、移動したくても行き場がないという人も多くいることかと思います。
政府には期待できないですし、何とかならないかと歯痒い思いをしてしまいます。