Tabu is everywhere | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

 

気が付けば、いつもそこにTabu Zombieがいた。

 

それは去年の春の事。

Mondo GrossoのTributeライブで、左ウィングを彼に任せた(厳密にはトランペットだけど、僕がバンドをオーガナイズする時はオキノ・ジャパンと称しサッカーの日本代表になぞらえるのから)。

 

そして今年の春の事。

自分の会社の発足20周年を記念して、KYOTO JAZZ MASSIVE+DJ KAWASAKI+ROOT SOULの合同ライブを行った時も彼はステージにいた。

 

ちなみに、大阪では、彼の衣装が黒じゃなかったこと(他のメンバーは全員黒)を僕が曲と曲の間のMCで突っ込むと、「そんなFAXは送られて来ていない、もし受け取っていたら私、トランペッターを辞めますよ」と激昂して見せた。時事ネタ(森友学園問題)のまさに本場でオーディエンスをドン引きさせたけれど、個人的にはタイムリーなアドリブだったので超ウケた(演奏を誉めないと・・・)。

 

更にはKYOTO JAZZ SEXTETのニュー・アルバム『UNITY』にも2曲参加。Tomoki Sandersとダブル・ゲストとなった「Song For Unity」では、彼の本領を発揮。オキノ・ジャパンのメンバーと言うよりも、まるでSoil&"Pimp"Sessionsからの刺客として、我々に襲いかかって来た。

 

Mondo GrossoのTributeライブ、KYOTO JAZZ MASSIVE、KYOTO JAZZ SEXTETと気が付けば僕のプロジェクトの全てに彼は潜り込んでいた。

 

Tabu is everywhere...

 

何処かで聞いたことのあるフレーズだな。

いや、僕が彼を招集していたのか(笑)。

 

実は、ピアノの平戸祐介もこの3つのバンドに参加している。しかし、彼はKYOTO JAZZ SEXTETのメンバーだし、Mondo GrossoのTributeも、元Soil & "Pimp" Sessionsの元晴とタイミングを同じくして僕を強く後押ししてくれた身内とでも言うべき存在。

 

Tabu Zombieの名前は、常に僕の候補リストに浮上して来た。まさにサッカーの日本代表さながらに、ライブの音楽性、方向性、会場、ターゲット等色々な情報を検討して、僕がその都度最適のメンバーを検討する。故に異なるプロジェクトの全てに顔を出すのは至難の技である筈。

 

ひょっとして僕の潜在意識が彼を必要としているのか・・・。

 

本人はことある毎に「二代目沖野修也です」と嘯(うそぶ)いている。背格好もほぼ一緒だし、髭面だし、帽子好きだし。

 

実際に襲名させるのも面白いかもしれない。落語の世界ではあるけれど、音楽の世界では珍しいから話題になるかと。

 

しかし、50歳になったらセミ・リタイアすると公言していた僕は、50歳で初めてジャズの作曲を作品化したり、50歳で初めてバンドでフジ・ロックに出演するなどいつものように有言不実行中。

 

譲るより、実力で奪い獲ってもらう方がいいかな?Tabu Zombieがいれば、もう僕の役目は終わった・・・と彼なら思わせてくれるに違いない。

 

その時、僕はTabu Japanを観戦する一オーディエンスになっていることだろう。

 

果たしてその日は近いのか?

それとも・・・。

 

PS

 

Tabu君へ。

FUJI ROCKはステージにMC用のマイク用意しとくからね。

くれぐれもハズさないようにね。