沖野修也 オフィシャルブログ
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2014-08-19 18:22:52

ぶらり一人旅(中編)

テーマ:ブログ
早速情報が届きました。

Facebookで繋がっている
恩田さんという方が
8月15日に
トモキ君と
一緒に
バンドやっている
友達に会われるとかで
詳しい情報を
聞いて下さると。

そして
8月16日にメッセージが届きました。
トモキ君は
8月中には渡米し
3年は戻らないと・・・。


恩田さんは
文面の最後に
トモキ君の
Facebookのアドレスを
コピペしてくれていました。

僕は
フレンド・リクエストを
トモキ君に送りましたよ。

「いつか
レコーディングしたいと
思っています」
というメッセージと共に。

同じ
16日に
宇都宮の
サンスケさんというDJの方からも
FacebookにDMが届きました。

「明日、
トモキ君が出るイベントに
自分もDJとして出るけれども
何か伝えましょうか」
と・・・。

僕、
最初は冗談で
サンスケさんに
水戸に行こうかな

返信したんです。
8月17日の日曜日は
大阪のビルボード・ライブで
ファーサイドのライブを
見る予定になっていたので。

僕が大好きな
「RUNNIN'」

バンドでやる

というまたとない機会を
逃す訳には行きません。

ところが
16日の深夜
(厳密には17日の未明)に
トモキ君から
メッセージが届きます。

彼は
僕がThe Voyageの
プロデューサーである事を
知っているようでした。

そして、
翌週には
日本を発ってしまうと・・・。


つまり
サンスケさんも出演する
17日のイベントが
彼が
日本でやる
最後のライブ

だったのです。

僕は悩みました。
まず、
僕は
今月末が締め切りである自伝を
書かなければいけませんでした。
その為2週間仕事を入れず、
京都の自宅に引きこもって
執筆に専念している
最中なのです。
そして、
17日は
ファーサイドを
大阪で見る為に
わずかに
時間を空けていました。

起床して
僕は自問自答しました。

これは
ジャズの
未来に
関わる
重大な
機会

ではないかと。

ファーサイドの
ライブは見たい。
でも、
彼等の
人生に
僕は関われないし、
僕が
彼等と
コラボするのは難しい。

でも
トモキ君には
直接会って
話ができるだろうし、
意気投合すれば
コラボが出来るかもしれない。

しかも、
渡米前のトモキ君を
目撃できる
最後のチャンス。

勿論、
この先
彼と会える
チャンスはまたあるでしょう。
でもその時、
彼はいい意味で
成長しているだろうし
新しい仲間から
刺激を受け
色んな意味で
遠い存在になっているかもしれない。

僕は自分に向かって言いました。

日本にいる
彼に会うには
今しかないよ!

いつか
レコーディング
したいなら
直接会って
彼が
どんなヤツか
確かめた方が
いいだろう?

勿論、
彼が
どれだけ吹けるのか
どんな
プレイをするのか
という事に
不安が
なかった訳ではありません。
お金と時間をかけて
水戸まで行ったはいいけれど
期待外れ
という事だったあるだろうし
トモキ君が
鼻持ちならない
とんでもない
喰わせモノw

だって可能性もあります。

それでも
僕は
抑えきれない衝動を
感じていました。

ジョン・コルトレーンと
行動をともにした
ファラオ・サンダースと
SLEEP WALKERは共演しました。
しかも、
そのファラオと
共演したSLEEP WALKERは
The Roomで
コルトレーンの息子
ラヴィ・コルトレーンと
ジャム・セッションを
した事があるのです。

そして今、
僕は
トモキ・サンダースと
会おうとしている。

これを
縁と呼ばずして
何と
呼ぶのでしょうか?


僕は
ジャズの歴史の中に
身を置いていて、
ジャズの未来にも
関わろうとしているのです。

すべての予定を
すっとばし、
僕は
京都駅に向かいました。

道すがら、
サンスケさんに連絡を取り
水戸へ行く決心がついたと
メッセージを送りました・・・。

ところが、
僕は
重要な事を
忘れていたのです。
8月17日が
帰省ラッシュの
ピーク!
だという事を。


みどりの窓口で
新幹線は
最終まで
全て満席だという
残念な情報を
知らされました。

万事休す・・・。

(つづく)
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2014-08-19 08:16:36

ぶらり一人旅(前編)

テーマ:交友録
皆さん、
最近、
その日の予定を全部すっ飛ばして
旅に出た事ありますか?

僕、
日曜日に何を思ったのか
突如として
家を飛び出したんですよね。

きっかけは
8月12日の事でした。

今執筆中の
自伝を書き進める為に
過去に
自分がプロデュースした作品を
聴いていたんです。

それは
レジェンド、
ファラオ・サンダースを
フィーチャリングした
SLEEP WALKERのThe Voyage。

僕は
このレーコーディングの為に
毎月2万円の積み立て貯金を
5年に渡って続けたんですよ。

その時の様子は
自伝に書いたので
是非ともそっちを
お読み頂きたいのですが、
とにかく
僕この曲を久々に聴き直し、
愕然としたんです。

あれから7年経つのに
この曲を
超える作品を作れていない・・・。

まず
メンバーが一緒に合宿して作った
曲が素晴らしい!

壮大なテーマ、
劇的な楽曲の展開。

躍動感溢れるドラムと
ベースのコンビネーションをバックに
吉澤はじめならではの
美しくて狂ったコードと演奏が
全員を牽引。

そして、
中村雅人とファラオの
激しく衝動的なソロが・・・。

この7年
自分名義、
プロデュースを含め
このThe Voyage程
エネルギーに満ち溢れ
心に突き刺さるような
曲を
僕は
1曲も
世に
送り出せていない

という事実に
酷く落ち込みました。

その日、
本当に何も手に付かず
危うく
呆然と
1日を過ごしそうになったんです。

でも僕は
自らを奮い立たせ
何としてでも
The Voyageの感動を
更新するような曲を作るんだと
自分に言い聞かせたんです。

そんな時でした。

僕が彼の事を思い出したのは。

彼の名前は阿部君。

数年前に
DJ JIN君から
水戸に行った際に、
「最終兵器」
と呼ばれる
高校生サックス奏者の噂を
耳にしたと
打ち明けられました。

何とあの
ファラオ・サンダースの
ご子息が
茨城に
いたんです。


JIN君は僕に
彼と何かやった方がいいと
提案してくれました。

実は
今から9年程前に
ファラオさんから
10歳の息子さんが
日本にいらっしゃる
とは聞いていたんです。

まさか
楽器が演奏できる程に
成長しているとは
夢にも思いませんでした。

しかもJIN君情報では、
ドラムやピアノも演奏できて
ライブが終った後には
ぶっ倒れてしまう程
サックスを
吹きまくるとの事でした・・・。

The Voyageを
超える楽曲を生み出す為にも
僕は彼に会わなければと思いました。

そして、
まだ
サックスを
誰にするか決めていない
今年の
Tokyo Crossover/Jazz Festivalの
KYOTO JAZZ MASSIVE LIVE SET

阿部君を
大抜擢

しようとすら考えたのです。

早速
僕はJIN君に
連絡を取るも、
彼も阿部君が
水戸にいる
という事だけしか
判らないとの事でした。

そこで
GOOGLEで検索すると
思わぬ事実が発覚するんです。

彼の名前は
阿部トモキ。
トモキ・サンダースとして
いくつかのバンドに参加している。
しかし、
2014年、
ボストンの
バークリー音楽大学


入学が決まったと。

えっ、
ひょっとして
もう日本にいない?

僕は焦りました。
どうしてもっと早く
彼を捜し出さなかったんだろうと。
でも、
何かを始めるのに
遅過ぎる
という事はない!

というのが僕のモットーです。

そこで
TwitterとFacebookに
尋ね人というタイトルで
投稿したんです。


「水戸在住の方へ。
阿部トモキ君は
まだ日本にいるんでしょうか?
ご存知の方いらしたらご一報下さい」

と・・・。

(つづく)
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2014-08-07 07:31:57

パブリック・コメント

テーマ:ブログ
「客にダンスをさせる営業に関する
風営法の規制の見直しに当たって考えられる論点」
に対する意見を募集していたので、
コメントを提出しました。

クラブでのダンスが善良の風俗と正常な風俗環境を乱し、
少年の健全な育成に障害を及ぼしているとは考えられません。
ダンスは人間を幸福にするものであり、
人間が生きて行く為に必要な文化的活動です。
アルコールやギャンブルとは違い人に迷惑をかける事はありません。
ダンスではなく、
むしろ騒音やマナーについて規制や
啓蒙活動が必要なのではないでしょうか?

クラブは、単なる社交場ではなく、
新しい音楽の情報を発信したり収集するために
重要な役割を果たしていますし、
音楽を媒介にしたクリエィティヴな
コミュニケーションの場でもあるのです。

また、クラブで活動するDJは単なる音楽係ではなく、

①聴衆のリアクションに反応し、選曲を変化させる即興の芸術家である。
②音楽情報を収集し、選別、配列するキュレーターである。
③オリジナル作品を発表する音楽家(作曲家・編曲家)でもあるのです。

海外では一部の日本人DJが、日本のイメージを変える、
あるいは向上させる程の活躍をしているため、
国際親善大使的な存在でもあると言えるでしょう。
彼等の活動の基盤が厳しく取り締まられると、
国益を損ねる事になりかねません。

ちなみに、日本を代表する繁華街でもある渋谷では
外国人観光客に人気のあるナイト・スポットTOP10の内、
7つがナイト・クラブであるなど(TRIPADVISER調べ)
バーやカフェ、カラオケを押さえ圧倒的な支持で
重要な観光資源である事も証明されています。
規制の対象から外すだけでなく、
その存在を正しくアピールすることで
更なる経済効果が見込めます。

ちなみに東北地方太平洋沖の後の東京での
大規模な停電による帰宅困難者が大量発生した際には、
一部のクラブが彼等を受け入れ、飲み物や食べ物の提供をし、
始発まで来場者の安全を確保したりもしたのです。

このように様々な観点から見てもその存在価値の高いクラブが、
古い法律にそぐわない事自体が問題なのです。
仮にトラブルが起る恐れがあるなら違法営業"状態"を改善し、
事業者が組合を作り、警察と連携して対処・予防すべきでしょう。

そもそもダンスさせる営業を
逆にいかがわしいものとイメージ付けさせる風営法の対象から除外し、
日本が誇るダンス・ミュージックの発信・育成の場として、
さらには観光客のをもてなす魅力ある飲食店としてのみならず、
経済的に或は非常時の緊急避難所として社会にも貢献できる産業として、
クラブの発展と可能性を拡大できるよう、正しい法改正を強く望みます。

(コメントここまで)

一部の悪い名ばかりの"クラブ"と
僕が愛するクラブを混同しないで頂きたい。

パブリック・コメントは今日まで募集しています。
クラブに行っている人、
かつて行っていた人、
そして
DJのプロデュースでリリースした事のあるアーティストや
レコード会社の人、
更には、
クラブに行った事がなくても、
DJがプロデュースした音楽を聴いた事のある人まで・・・。

一人でも多くの人にコメントを送って頂けると幸いです。
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2014-08-04 13:02:25

[音楽業界の方へ朗報]→誰もやらない事をする。そして・・・。

テーマ:ブログ
世界初!
DJがかけ終わったレコードを
その場で希望者に
全曲プレゼントするイベント、
無事に終了しました。

4時間でかけた曲
全部ですよ。


そもそも
僕のDJ 25周年記念イベントの一環で
レギュラー・パーティーに何か
スペシャル感出したいなー
と思ったのがきっかけだったんですよね。

既に
10回もやってるので
鮮度も落ちて来てましたので・・・。

飽きられますよね?
まだやってるのか!と・・・。

で、
僕のレギュラー・パーティー
"BEFORE MIDNIGHT"で
最初の1時間だけやっている
レコード・プレゼントを
4時間、
最初から最後まで
やってみるのはどうだろう?
とふと考えてみたんです。

ただでさえ、
かけ終わったレコードを
お客さんにあげるDJはいないのに、
その日のセット、全曲を放出するのは
きっと世界初!!

なんせ世界初とか世界唯一って好きなもんで。

だって
これだけDJが多いと
何かで差別かしないと
生き残っていけないでしょ?

僕のジャンルはセールスや集客数では
EDMとかハウスに太刀打ちできないので、
No.1ではなく
オンリー・ワンを選択!!
(それでもiTunesでは
ダンス・チャートで1位になってますけどね)

大切なレコード
あげて
本当にいいんですか?
とか
コストがかかって
大変じゃないですか?

多くの人に心配されましたが、
ご安心下さい。

大丈夫です。

基本、
2枚以上持っているレコードしか
持ち込みませんでしたし、
安く見つける度に購入していたので
ファン感謝と思えば・・・。

ただし、
前半は
ちょっと微妙な空気だったんですよね。

あまり反応が宜しくなかった。

というか
欲しいという人がほとんどいなかった・・・。

ひょっとして
企画倒れ!?


という不安に苛まれ、
世界初とか言っといて
盛り上がらなかったら
恥かくなー

内心かなり焦っていたのです・・・。

但し、
後からお客さんと話して判った事なんですが、

①僕がお一人1枚と言ったので
後にもっといい曲がかかるのではと待っていた
②他に欲しい人がいない時は何枚でもいいと言われても、
そんなに何枚ももらうのは気が引ける
③欲しかったけど恥ずかしかった

だけだったんですが・・・。

2時間程経って
満員になって来てからは
希望者が続出し
順調にハケて行きましたね。

「世界初の
イベントなのに
この場にいる
感動が
伝わって
来ないよ!」

と僕が煽ったってのもありますが・・・(苦笑)

DJプレイ自体は
ジャズ・ファンク~ジャズでムードを作り、
フュージョンからサンバ系のジャズに移行し、
ブラジリアン・フュージョンから
ブラジアンなディスコを経由して
最終的には
ブギーやソウルへと流れを持って行きました。

ハイライトは
JACKSON SISTERS、
I BELEIVE IN MIRACLEの
3連発かな(笑)。


一枚目のイントロで手が挙がりまくり、
即座にお一人を指名したので
場内に失望の色が広がります。

ところが
コーラス聴かせて
すかさず二枚目のイントロをカット・イン!

歓声と共にまたもや挙手ラッシュ。

二人目指名したら
再び落胆が聴衆を襲います。

そこで
まさかの
3枚目のイントロ!!

喜怒哀楽が
入り交じってましたねー。

ラストは
DEBARGEの
I LIKE ITだったんですが、
1曲前のHUBERT LAWSのFAMILYからは
超ウルトラ・
イントロ・
ドン状態。


そして、
そのI LIKE ITをかけようとした寸前に
挙手した人が大挙ブースに押し寄せ
その衝撃で
まさかの
針飛び!


あれはプロ失格でしたね・・・。

という訳で4時間の
大サービス(珍企画)が
こうして無事終了したんですが、
ここで
音楽業界の
皆さんに
朗報です。


CDが売れないとか
配信もふるわないとか
イベントも厳しいという声をよく聞きます。

それ
世界に
一つしかない
音楽ですか?
誰も
やった事のない
企画ですか?


僕達はオーディエンスに
希少価値
(単に限定されているという意味ではなく
他では手に入らない価値)を
供給しないと
いけないのではないでしょうか?

そして
その価値は
希少であるだけでなく
常識を覆すようなお得感
がなければいけない。

いいですか?
いまや
ネットの接続料を払えば(厳密にはタダではないんですよ)、
無料で音楽がDLできたりします。

なのに、
アルバム単位で買ってくれないと
利益が出ないとか
CD買ってくれないと困るなんて
言ってるのは
あまりにも消費者(あえてここではこう書きます)
のマインドから乖離してるんじゃないですか?

いや
むしろ
搾取を公言しているとも"捉えられ"かねません
(実際のお金のかかるレコーディングもあるので)。

欲しい曲が1曲しかないのに全部買え?
その方が俺等儲かるねん!
なんて言われたら
ユーザー(ちょっと言い方を変えてみました)の皆さんは
売り手を
信用しますかね?

むしろ不信感抱きますよね?

そう言う人達(レコード会社の人ですが)に限って、
「沖野さん、
リスナーはダサいから
お洒落な音楽作っても売れないんですよー」
なんて平気で僕に言ったりする。

リスナーを
何だと思ってるんですか!


僕は制作者であり紹介者でもありますが
今も音楽が大好きな一リスナーでもあるんです。

だから、
お洒落な人が楽しめる音楽を探し出して
一人でも多くの人に聴いてもらいたいと
思ってるし、
どうしたらリスナーに喜んでもらえるのかなーと
考えてもいるんです。

媚びてるんじゃないですよ。

媚びて
ウケる音楽を
かけるんじゃない


好きな音楽を受け入れてもらうには
リスナーに喜んでもらわないといけないし
驚かせなきゃいかないし
常識を覆すようなお得感をつけるしかないだろうという
結論に至ったんです。

そこで
DJでかけ終わったレコード
全部希望者にプレゼント
だった訳です。

何度も言いますけど、
世界初のイベント(苦笑)。

入場料が1000円なのに、
2800円相当のレコードが貰える
かもしれない(気に入った曲があって
競争相手がいない時にかぎりますけどね)。

タダで曲が手に入るというレベルじゃないですよ。

沖野修也の
イベントに
行ったら
1800円
(相当ですけどね)
貰えたでー!

という感覚ですよね。

一番多い人で3枚持って帰りましたからね。

違法ダウンロードするな!とか
リスナーを犯罪者扱いしてません?

音楽業界の人が
お客さんを敵視したり見下したりしてちゃいけないと思うんです。

大切なのはこういう事ではないでしょうか?

誰もやらない事をする。
そして、
愛。


僕はイベントに来てくれる人や
僕の曲を購入してくれる人
そして、
ラジオや有線放送を聴いてくれる人を
愛しています。

だからこそ
楽しませたいと思うし
驚かせたいとも思う。

その気持ちはきっと伝わるし、
昨日も大勢の方にお集り頂きました。

普通にレギュラー・パーティーをやっていたら
あんな風にはならなかったと思うんです。

勿論、
放出したレコードにかかるコストはタダではないですよ。

でも
集客も良かったし
バーも大盛況でした。

少しのリスクと
大胆なアイデア、
そして、
リスナーへの愛で
まだまだ
音楽業界を活性化させる策はある筈です。

この後も
僕は
あっと驚く企画で
皆さんを楽しませたいと思います。
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2014-07-29 13:53:28

DJの心理とはこんな風に・・・。

テーマ:ブログ
DJをしている時に
僕達の心理状態がどんな風になっているか
興味ある人いますか?

今日は、
FUJI ROCKでの僕のプレイを回顧し、
偽らざる心境を書き綴ってみたいと思います。

まず、
1曲目は
イタリアのプログレッシッヴ・ロックを選択。

といってもフロアーにまばらに集まった人には
ちょっとクレイジーな
ジャズに聴こえたでしょうね。

僕が回したのはクリスタル・パレスという会場で
建物自体を輸入したそうです。
サーカスのテントにも似た内装が
素敵でした。

ここでやるの2回目なんですけど、
前回はファンキーなロックがウケたんですよね。

故に
プログレから入って暫く様子を見る事に。
イントロがドラムレスで仰々しく始まるので
プレイの導入部としては
まずまずだったと思います。

ドラムが始まると同時に踊り出す人もちらほら。

今回は僕の後に回すのが
大塚広子だったり
RYUHEI THE MANだったりしたので
手が抜けません。

レア盤から
誰にもできない組み合わせまでを披露し
同業者をも
楽しませてこそ
プロです。


故に気合いも入ります。

しかし、
いきなり2曲目の
ロシアン・ジャズで
窮地に・・・。

この曲はロック度が高く、
個人的にはむしろ、
2曲目の方が
ハコにはドンピシャかなと思ったんですが、
ロシアのジャズは音圧が低いので
一気にテンションが急降下。

慌ててボリュームを上げるも、
途中何度も入るブレイク(ドラムがない部分)と
突如現れる倍速のビートに
オーディエンスは混乱状態に陥ります・・・。

そこがあるから
格好いいんですが、
そこがあるから
ダンス・ミュージックとしては難易度が高い。

「ひょっとして俺、
やっちゃった系?」


とフロアーを見渡しながら
心の中でつぶやきました・・・。

それでも
この摩訶不思議なジャズ・ロックを
最後までかけきり
(終了後、
僕をブッキングしてくれた栗澤さんに
褒めて頂けたのが
せめてもの救いでした)、
同様のエッセンスを持ち、
音圧の劇的な回復を図る為には
あの曲しかない!

そこで
FUJI ROCKに遊びに来ていた
富永陽介の
HAZEを投入!


MOUNTAIN MOCHA KILIMANJAROの
タイガー岡野が叩き出すブレイク・ビーツに
ROOT SOULの池田憲一のファズ・ベースが絡む
攻撃的な一曲。

曲を知っている人もいたのか
歓声が上がって
人がぐっとDJブースの方に
前進して来ました。

それでも
まだまだ入りは満員には程遠く
(僕がトップバッター?でしたからね)、
このHAZEを契機に
場内の温度がぐっと上がるのを実感しながらも
畳み掛けないと
空いたスペースが
いつそれを低下させてしまうか判らない・・・。

そこで、
次の曲のイントロの
ドラム・ブレイクをHAZEにカット・イン。
果たして
サックスがキャッチーな
ディスコティックなオルガン・ジャズは
機能するのか!!??























































「ありやね!」

僕はほっと胸を撫で下ろしました。
富永のロック感を超える
パワフルな曲ではなく、
後の展開を見越して
メロディアスな方向にシフトしたんですが、
その判断に正直自信はなかったんです。

1時間という限られた時間の中で
色々な音楽を紹介したい僕としては
ここで4つ打への布石を打っておきたい。
故にディスコっぽいハイハットの入った
ジャズ・ファンクの選択でした。

最初の2曲で
来てる人は
1曲丸々聴くモードじゃないんだな
と察知していたので
この
クイック・ミックスが
功を奏したという事もあったに違いないでしょう。

フロアーが徐々に埋まりつつあったので
この曲で聴衆をしばし観察。

彼等は何に反応しているのだろうか?

テンポか?
ドラム・パターン?
サックスのリフ?
それともオルガン・ソロ?

僕のブースでダンスしながら
場内を見回し・・・

僕が下した結論。

今日のお客さんは
ホーン好き。


そこで、
同様にサックスのリフが特徴的な
ギル・スコット・ヘロンのRe-editで
引っ張りました。

なのに・・・。

そのレゲエなベースラインに触発され
僕はShaun Escofferyの
Days Like This (DJ Spinna Remix)をミックス。

この曲、
随分前のリリースなんですが、
この夏参加した
モンテネグロのフェスでかかっていて
大盛り上がりしていたのを目撃し
リバイバルさせる事を決意した
ミッド・テンポのハウス・ミュージック!

曲の関連性は問題ない筈、
しかも、今、かなり推したい曲!

なのに・・・。

ちょっとフロアーに戸惑いが・・・。

ハウスだから?
少し古い曲だから?
歌モノだから?

こういう時は早目に切り替えないと・・・。

すかさず、
Days Like Thisにテンポも近く、
今、個人的にはイチオシのハウス、
Detroit Swindleの
64 Ways feat. Mayer Hawthorne
(Kerri 'Kaoz' Chandler Vocal Remix)
で持ち直したいなと・・・。

なのに・・・。

結論。

クリスタル・パレスで
お洒落な
ハウスは危険。

この2曲で
一気にピークに持って行きたかった僕としては
自分の不甲斐なさに
心が折れ、
かなり気が動転してしまったんですよね。

W杯の本田、
或は香川状態。


こんな筈じゃない!的な・・・。

Detroit Swindleから
いきなりロックぽくも回帰できないし
かといって洗練されたハウスを続ける
というチョイスはないし・・・。

しかも、
この時点で既に残り30分を大幅に切っている・・・。

実はこの日、
僕には
密かなミッションが
あったんです。

なんとロンドンの伝説的ダンサー・チーム
JAZZ DEFEKTORSのメンバー、
PAUL CUMMINGSさんが
FUJI ROCKに遊びに来ていて
ライターの花房浩一さんに
引き合わせて頂けたんですよね。

PAULさんが
クリスタル・パレスに遊びに来てくれる
とおっしゃるので
僕は、
彼等がカバーした
(80年代にアルバムを花房さんのプロデュースで
リリースしてるんです)STEVIE WONDERの
ANOTHER STARを
かけると
約束したんです。


だからハウスがハマればその流れで
男性ボーカルのハウスから
ANOTHER STAR(しかもジャズなヴァージョン!)
に行けるかなと・・・。

ただ
DJプレイって
コミュニケーション
ですから、
自分の思い通りには
いかないんです。


でも
だからこそ面白い。

自分がかけたい曲と
お客さんの反応のせめぎ合いw。


そこで、
僕が思いついたのは
ブレイク・ビーツをサンプリングして
ドラムン・ベース的なベースを配した
インストのディープ・ハウス。

ボーカル・サンプルがちょっとキッチュ。
しかも
トランス的な高揚感もあるので
野外フェスには
持ってこいのトラックなんですよね。

僕が回してるのはテント風の建物の中ですが、
FUJI ROCKに来てる人でもOKなハウスは
これしかないだろう!

なのに・・・。

CDが見つからなかったんですよ!!

何度も何度もケースの中に入っているCDを注意深く探すも
その曲が入ったCD-Rが何故か見つからない。

正直、焦りました
(DJが終った後に富永に
「沖野さんテンパってませんでしたw?」
とバレていた事が発覚)
・・・。

このままでは
お客さんの気持ちは萎えて行くし、
早く切り替えないと取り返しのつかない事になる・・・。

で、
ANOTHER STARのジャズ・ヴァージョンに
辿り着く為にも
僕はインストの4つ打ちラテン(新譜)にシフト。

Detroit Swindleとの関連性はかなり薄かったけれど、
(かろうじて同じテンポで4つ打ち、
キーボードがフェンダー・ローズ)
追い込まれるといちいち考えてられないんですよね。
もう勘です。勘。

ところが
これが大正解!

一気に
会場が盛り上がり
ダンス・パーティーが
見事に
成立。

やっぱり
ホーンが好きだったのね。

そうなんです。
判っていたのに、ギル・スコット・ヘロンの
ベース・ラインに僕自身が反応してしまって
ホーンの入っていないハウスを2曲も続けてしまった事が
失敗でした。

ここで
ANOTHER STARが
ハマれば言う事ない!!


と思ってCD-Jに曲を入れ
ヘッドフォンで確認するも
何か違和感があるんですよね。

共にラテン系で
ホーンも入ってるし
BPMも近い・・・。

原因が判りました。

今かけている曲は
サルサっぽいリズムであるのに対し、
ANOTHER STARのカバーは
もう少しブラジルっぽいリズム。

しかも、
かなりアッパーに盛り上がる中
ANOTHER STARのカバーの
憂いを帯びたボーカルには行きにくい・・・。

僕は、
PAULさんとの約束を
果たす事を
断念。

やむなく、
ディスコのRe-Editに転向。

ホーンも入ってるし、
4つ打だし
熱苦しい混成ボーカルが入っているので
グルーヴを強化出来る筈。

これまた
大ハマリ!!


その時です。
突如ひらめいたんですよね。

この後には
あの曲がかけられる。

残り時間は13分になっていました。

そう、僕がかけたのは
STEVIE WONDERの
迷信の
OPOLOPO Edit。
ハウスのテンポに
BPMは引き上げられ
HERBIE HANCOCKの
Hang Up Your Hang Upsを
サンプリングした
強力な作品。

ここでまた教訓。
カバーは皆大好き。


残り7分で遂に
ラスト曲、
ANOTHER STARに辿り着きました(苦笑)。

マイクでPAULさんを紹介し、
来場者の皆さんにもお礼を。

悪戦苦闘しつつも何とか形になった
僕のクリスタル・パレスでのDJセット。

僕の心境はこんな風だったんですよ。

こうして
自分のプレイを振り返り
失敗と成功を分析する事で
この経験がまた
別の機会に活かせるのではないかなと。

ちなみに
PAULさん、
25年以上前に出した
自分の曲を
DJがかけるのを聴くのは
初めてだったそうです。

シュールな体験だったと・・・w。

喜んで?頂けて何よりです。
会場の皆さんがダンスしている様子を
嬉しそうに眺めてらっしゃいました。

おわり
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