JUST DO IT | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

アルバム発売までいよいよあと3日!

連日、


リミキサー、
ROOT SOULこと池田憲一で
更新している
カウントダウン・ブログですが、
今日は
JUST DO ITについて。

昨日、
この曲の事を
問題作・・・
と書きました。

何故問題作かというと・・・
これ又色々逸話がありまして・・・。

歌ってくれているのは
僕の1枚目のソロ・アルバム、
『UNITED LEGENDS』にも
参加してくれた
ベルリン在住の
CLARA HILL。

この
『UNITED LEGENDS』からは
彼女と
NAVASHA DAYA、
DIVINITI、
PIRAHNAHEADが
引き続いての抜擢だったんですが、
その理由は
彼等を日本に呼んで
ライブを行い
リハやツアーで
すっかり仲良くなり
また一緒にやろうね
と盛り上がったからなんです。

『UNITED LEGENDS』は
誰にも会わず、
10人のボーカリスト&
10人のプロデューサーと
メールのやり取りだけで作ったアルバムだったので
その中から
選抜で日本に招聘した
彼等とは
同じ時間を共有する事で
更に強い絆で結ばれたんでしょうね。

盛岡に向かう新幹線の中では
5人でジャム・セッションしたんですよ。
女性三人がボーカル、
PIRAHNAHEADが口でベース、
僕が口でパーカッションw。

そして、
『DESTINY』を制作するに当たり
CLARA HILLに声をかけて
ボーカルで再び参加する事を
打診したんですが彼女にだけ他の人とは
異なる条件を提示されました。
それは
自分の名前を
曲名やアーティスト名に併記しない事。

現在の彼女の音楽スタイルと
僕の音楽性は違うので
ファンが混乱しないようにという
配慮でしょう。

勿論、
快諾してくれたし、
「シューヤだから特別よ」
という嬉しいお言葉も頂きました。

そんな訳で
CLARAの名前はクレジットに
記載されていないんです
(CDの楽曲ごとの
参加ミュージシャン名には列挙されています)。

えっ、
全然問題じゃないじゃん?

はい。
これは問題ではないんです。

『DESTINY』ヴァージョンの
JUST DO ITのデモを送った時に
彼女がこう訊いてきたんですよね。

「シューヤ、このキーボードのリフだけど
何か有名な曲からの引用よね?」
と。

はい、
それは
PATRICE RASHENの
REMIND MEのイントロに出て来る
エレピの
アルペジオ(三連譜の繰り返し)を
参考にしています。

そう説明すると
「あー、あの曲ね!」
と思い出せなかった曲が判明したみたいで
喜んでました。


この度
ROOT SOULこと池田憲一が
新たなヴァージョンを手掛けるに当たり、
敢えて
PATRICE RASHENの
REMIND MEっぽくしてみるのも
いいかもね
という事になったんです。

今度はそのアルペジオ部分でななく
全編を通して鳴っているバッキングの
キーボードのパターンです。

聴けばお判りになりますけど。

えっ
普段からパクリを厳しく批判している
沖野修也がこともあろうに
PATRICEのキーボードを引用!

いえ、
ちゃんと影響を受けたアーティストに
聴かせられます。
これはオマージュです。

ところが!

このアレンジになって
ある事実が判明したんですよね・・・。

僕が言っちゃうと面白くないので、
PATRICE RASHENのREMIND MEと
JUST DO ITのオリジナルと
ROOT SOULのReplayedヴァージョンを
聴き比べて
その"問題”部分を探し当てて下さいw。

あくまで
オマージュです。

影響を受けたアーティストに聴かせられるのが
オマージュ。

後ろめたくて聴かせられないのが
パクリ。

僕の定義では。

KYOTO JAZZ MASSIVEの
THE BRIGHTNESS OF THESE DAYSも
HERBIE HANCOCKの
BLOW UPを下敷きにして作りましたからね。

それご本人にお聴かせしても
どこがBLOW UPの影響下にあるか
お判りにならないかもしれませんが・・・。

明日は
CLARAが歌ってくれた
もう1曲
GIVE YOUR LOVE A CHANCEを取り上げます。