俳句 - 「耕(たがやし)」

 

毎週日曜の朝に「NHK俳句」という番組が放映されています。これまでも時々見てはいたのですが、私も番組に合わせて、下手でも一句ずつ作ろうかと思うようになりました。できるだけ続けていこうと思います。

 

本日の兼題は「耕(たがやし)」の予定でしたが、地震による特別番組のため放送されませんでした。NHK俳句のホームページ を見ると、今回放送分が中止になったとともに、選者の高野ムツオさんが宮城県で被災し、避難生活を送られている旨が掲示されていました。ご無事でお元気とのこと、安心しました。

 

 目覚め待つ 庭土耕し 息吹鋤く

 (めざめまつ にわどたがやし いぶきすく)

 

明日は春分の日です。これで本当に春が来るのですね。冬の間、何も手入れをしなかった庭は何も彩りのない状態です。春を迎えるために、もう一度しっかりと耕していろんな草花を咲かせようと思います。

自然というものは、どんなに寒く辛い冬であっても、必ず暖かくなって春をもたらせてくれます。四季の移ろいは自然の持つやさしい面です。しかし、津波で一瞬のうちに人々の生活を破壊してしまうのもまた、自然の持つ力です。自然とは人智を超えたものであることを改めて思い知らされました。

 

今回の地震で被災された方々にも、早く幸せな春が訪れることをお祈りしております。

 


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