あの頃の思い出  - 「日本沈没」 小松左京 -
 
 巨大地震、本当に驚きました。電車が動かず、都内の会社で一泊して今朝、何とか自宅まで辿り着けました。そして、散らかった部屋を片づけながらテレビのニュースを見ていて、東北地方の被害の甚大さに思わず目を覆いました。特に、仙台は暫く住んでいたこともあったので、あまりの変わり様で、最初は信じられませんでした。
 

 
 私の子どもの頃、テレビで放映していた「日本沈没」、少し前に映画化もされましたが、私としては1972年のテレビ版の方が馴染みやすいです。当時は子ども心にも、まさか日本が沈没することはない、と思いながらウルトラマンばりのミニチュアセットを楽しんで見ていたのですが、今回の地震は、もしかして本当に日本は沈んでしまうのではないか、と考えてしまうほどの恐ろしさでした。
 
 私の被災状況は、買い出しのためにビルの1階から9階を階段で何回か往復して足がつったぐらいですが、現在、避難されている方々はライフラインが寸断されて、不安なまま夜を越そうとしているわけで、特に小さな子どもやお年寄りの方は大変でしょう。それから、原発の動向も気になります。こんな時こそ、国民一丸となってこの国難に立ち向かわなければならないのですね。この度、被災された方々が少しでも早く、これまでどおりの幸せな暮らしに戻れることをお祈りして、自分のできる支援をしっかりしていきたいと思います。
 
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