8月の失業率と有効求人倍率 | 名古屋で働く転職コンサルブログ

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名古屋で転職コンサルティング(転職相談)を始めて14年目となります。ブログを通して就活・転職・経済・経営のコト書いてます。

完全失業率・・・4.3%(前月比0.4%改善

有効求人倍率・・・0.66倍(前月比0.02ポイント改善


2010年1月の失業率 ・・・ 4.9% (有効求人倍率=0.46倍)

2010年2月の失業率 ・・・ 4.9% (有効求人倍率=0.47倍)

2010年3月の失業率 ・・・ 5.0% (有効求人倍率=0.49倍)

2010年4月の失業率 ・・・ 5.1% (有効求人倍率=0.48倍)
2010年5月の失業率 ・・・ 5.2% (有効求人倍率=0.50倍)
2010年6月の失業率 ・・・ 5.3% (有効求人倍率=0.52倍)

2010年7月の失業率 ・・・ 5.2% (有効求人倍率=0.53倍)

2010年8月の失業率 ・・・ 5.1% (有効求人倍率=0.54倍)

2010年9月の失業率 ・・・ 5.0% (有効求人倍率=0.55倍)

2010年10月の失業率 ・・・ 5.1% (有効求人倍率=0.56倍)
2010年11月の失業率 ・・・ 5.1% (有効求人倍率=0.57倍)

2010年12月の失業率 ・・・ 4.9% (有効求人倍率=0.58倍)

2011年1月の失業率 ・・・ 4.9% (有効求人倍率=0.61倍)

2011年2月の失業率 ・・・ 4.6% (有効求人倍率=0.62倍)

2011年3月の失業率 ・・・ 4.6% (有効求人倍率=0.63倍)

2011年4月の失業率 ・・・ 4.7% (有効求人倍率=0.61倍)

2011年5月の失業率 ・・・ 4.5% (有効求人倍率=0.61倍)

2011年6月の失業率 ・・・ 4.6% (有効求人倍率=0.63倍)

2011年7月の失業率 ・・・ 4.7% (有効求人倍率=0.64倍)


今日(9/30)発表された2011年8月の完全失業率と有効求人倍率です。


失業率は、3カ月ぶりに改善


一方、有効求人倍率は3カ月連続で改善


数字上は、とても良い結果です。


《就業者数と完全失業者数》
・就業者数 ・・・ 5967万人 前年同月(2010年8月)比29万人減

・完全失業者数 ・・・ 276万人 前年同月(2010年7月)比45万人減

★就業者数は2カ月連続の減少、完全失業者数は15カ月連続の減少


《男女比較データ》
・失業率 ・・・ 男性:4.1% / 女性:4.1%

★先月と較べると、男女とも0.4%の改善


《年代別の完全失業率(現数値)》
・15~24歳 ・・・ 8.0% 対前年同月比0.2%改善
・25~34歳 ・・・ 5.7% 対前年同月比0.7%改善
・35~44歳 ・・・ 3.8% 対前年同月比0.6%改善
・45~54歳 ・・・ 3.5% 対前年同月比0.8%改善
・55~64歳 ・・・ 4.5% 対前年同月比0.6%改善

★すべての年代で完全失業率が前年同月比で改善


なお、求職理由は「勤め先(会社)都合」は前年同月比25万人減り(75万人)、
「自己都合」退職が前年同月比11万人増(94万人)で推移しています。


非労働力人口は4290万人で、これは前年同月と較べて57万人の増加


さて、今回の統計結果ですが、、、


ポイントは、この「非労働力人口」のような気がします。


失業率は大幅に回復していて、一見数字上では良い結果ですが、一方で前年

同月と較べて非労働力人口は増えている。


職探しをあきらめた人口がカウントされる数字ですから、この数字が増えている

ということは、、、


求職活動を断念 → 失業率の増加 → 非労働力人口の増加


といった状況になっています。


現に、次世代を担う15~24歳の「若年層」の完全失業率は改善しているものの、

他世代と較べて改善幅は微増


大学生の就職内定率(2012年3月卒業予定) も芳しくありません。


正社員の有効求人倍率は0.39倍と、前年同月比で0.08ポイント改善


空前絶後の円高アメリカの長期失業者の問題 、欧州の金融不安に、新興国

のインフレ懸念・・・


先行き不透明感は拭い切れません。


引き続き注視していかなければならない結果内容でした。



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