完全失業率・・・4.3%(前月比0.4%改善)
有効求人倍率・・・0.66倍(前月比0.02ポイント改善)
2010年1月の失業率 ・・・ 4.9% (有効求人倍率=0.46倍)
2010年2月の失業率 ・・・ 4.9% (有効求人倍率=0.47倍)
2010年3月の失業率 ・・・ 5.0% (有効求人倍率=0.49倍)
2010年4月の失業率
・・・ 5.1% (有効求人倍率=0.48倍)
2010年5月の失業率
・・・ 5.2% (有効求人倍率=0.50倍)
2010年6月の失業率
・・・ 5.3% (有効求人倍率=0.52倍)
2010年7月の失業率 ・・・ 5.2% (有効求人倍率=0.53倍)
2010年8月の失業率 ・・・ 5.1% (有効求人倍率=0.54倍)
2010年9月の失業率
・・・ 5.0% (有効求人倍率=0.55倍)
2010年10月の失業率
・・・ 5.1% (有効求人倍率=0.56倍)
2010年11月の失業率
・・・ 5.1% (有効求人倍率=0.57倍)
2010年12月の失業率 ・・・ 4.9% (有効求人倍率=0.58倍)
2011年1月の失業率 ・・・ 4.9% (有効求人倍率=0.61倍)
2011年2月の失業率 ・・・ 4.6% (有効求人倍率=0.62倍)
2011年3月の失業率 ・・・ 4.6% (有効求人倍率=0.63倍)
2011年4月の失業率 ・・・ 4.7% (有効求人倍率=0.61倍)
2011年5月の失業率 ・・・ 4.5% (有効求人倍率=0.61倍)
2011年6月の失業率 ・・・ 4.6% (有効求人倍率=0.63倍)
2011年7月の失業率 ・・・ 4.7% (有効求人倍率=0.64倍)
今日(9/30)発表された2011年8月の完全失業率と有効求人倍率です。
失業率は、3カ月ぶりに改善。
一方、有効求人倍率は3カ月連続で改善。
数字上は、とても良い結果です。
《就業者数と完全失業者数》
・就業者数 ・・・ 5967万人 前年同月(2010年8月)比29万人減
・完全失業者数 ・・・ 276万人 前年同月(2010年7月)比45万人減
★就業者数は2カ月連続の減少、完全失業者数は15カ月連続の減少
《男女比較データ》
・失業率 ・・・ 男性:4.1% / 女性:4.1%
★先月と較べると、男女とも0.4%の改善
《年代別の完全失業率(現数値)》
・15~24歳 ・・・ 8.0% 対前年同月比0.2%改善
・25~34歳 ・・・ 5.7% 対前年同月比0.7%改善
・35~44歳 ・・・ 3.8% 対前年同月比0.6%改善
・45~54歳 ・・・ 3.5% 対前年同月比0.8%改善
・55~64歳 ・・・ 4.5% 対前年同月比0.6%改善
★すべての年代で完全失業率が前年同月比で改善
なお、求職理由は「勤め先(会社)都合」は前年同月比25万人減り(75万人)、
「自己都合」退職が前年同月比11万人増(94万人)で推移しています。
非労働力人口は4290万人で、これは前年同月と較べて57万人の増加。
さて、今回の統計結果ですが、、、
ポイントは、この「非労働力人口」のような気がします。
失業率は大幅に回復していて、一見数字上では良い結果ですが、一方で前年
同月と較べて非労働力人口は増えている。
職探しをあきらめた人口がカウントされる数字ですから、この数字が増えている
ということは、、、
求職活動を断念 → 失業率の増加 → 非労働力人口の増加
といった状況になっています。
現に、次世代を担う15~24歳の「若年層」の完全失業率は改善しているものの、
他世代と較べて改善幅は微増。
大学生の就職内定率(2012年3月卒業予定) も芳しくありません。
正社員の有効求人倍率は0.39倍と、前年同月比で0.08ポイント改善。
空前絶後の円高 やアメリカの長期失業者の問題 、欧州の金融不安に、新興国
のインフレ懸念・・・
先行き不透明感は拭い切れません。
引き続き注視していかなければならない結果内容でした。