ずいぶん昔に、「売れる商品の条件（最近の中日ドラゴンズから思うこと） 」ということで
ナゴヤドームの観客減について嘆きも含めて書きましたが、今回あらためて再度その
ことについて書こうかなって思いました。
なぜなら以前、このことについて書いたのは、4月の開幕当初で、順位云々の次元では
ありませんから、（球場に足運ばず）日和見ムードがあったって良かったかも知れません。
でも、今は2006年ぶりのリーグ優勝を目前としているんです！
そんな時期でも見事にお客さんが入りません・・・。
38,414人収容できるスタジアムなのに、30,000人も入らない試合が続出しています。
関東圏、関西圏の人口と中部圏とではたしかに絶対数の差があるとはいえ、
なぜなんでしょうか？
実際、『ナゴヤドーム 空席』と検索すれば、いろんな人がこの問題について書いています。
中日球団もこの事実については深刻に捉えているようで、他球団（例えばロッテ）を見習い、
CRM戦略のようなマーケティング戦略を導入しようかどうか検討しているそうです。
でも、あくまでも僕個人として思ってる問題は、もっとシンプル。
それは、チケット料金です。
ずばり、デフレ時代にナゴヤドームのチケット料金は高いように感じます。
《ナゴヤドームの主な席のチケット料金》
内野S ・・・ 5800円（ほぼバックネット）
内野A ・・・ 4800円（1･3塁側ともに）
内野B ・・・ 3800円（1･3塁側ともに）
パノラマA ・・・ 2500円（5階席）
パノラマB ・・・ 1500円（5階席）
外野応援 ・・・ 1800円（ライト側・レフト側ともに）
例えば、内野Sと同等の席を引き合いに出すと、
神宮球場 ・・・ 4500円
マツダスタジアム ・・・ 4500円
と、他球場よりも軒並み高いことに気付きます（一度調べてみてください）。
そして、5階席なのに、外野席より700円も高いパノラマAの価格設定ときたら・・・
僕はどうしても観たい時以外は、このパノラマAという席は買ったことがありません。
だって、値段の割りに合わないから。
ちなみに、神宮球場では巨人戦・阪神戦のチケット料金と、その他チーム対戦時の
チケット料金とが若干異なって設定してあります。
ナゴヤドームだってそれを模倣しても良いとも思いますし、個人的には2つの切り口
で別料金制をトライしてみても面白いと思います。
その2つとは、平日／休日と1塁側／3塁側と別料金にしてみるということ。
テレビですけど、毎日のように観戦していると、土日とホームである1塁側はそこそこ
お客さんが入るのに対し、平日の特に3塁側ときたらヒドイもんです。
CRM戦略をはじめとしたマーケティング戦略はコストと時間がけっこうかかります。
それであれば、数百円でも良いからディスカウントしてみても良いのではないかと
感じています。
なんせ、お客さんが足を運んでくれなければ、ビールやジュース、応援グッズといった
次の購買機会に結びつくことはナイですからね。
さぁ明日から神宮で苦手ヤクルト、そして天王山！
ナゴヤドームで阪神3連戦です。
なんとか満員になることを祈って・・・★
そして、歓声を力に・・・選手の方々はベストプレーをしてもらいたいです。
