(セ・リーグ、巨人1-2ヤクルト、12回戦、ヤクルト8勝2敗2分、15日、東京ドーム)巨人の新人沢村は6勝目を目指して先発登板したが、8回4安打2失点の好投も報われず、7敗目を喫した。巨人は54年ぶりにヤクルト戦8連敗となった。
大観衆の“沢村コール”を全身に浴びて、ルーキー右腕が本拠地のマウンドに立った。沢村にとっては、今季15試合目の先発。低迷するチームを勢いづけるため、力強く腕を振った。
「あまり、いろいろ考えずに自分の投球に集中したい」
ヤクルトとはこの一戦の前まで2勝7敗2分けで、引き分けを挟んで7連敗中。原巨人としても首位チームに勝って白星スタートを切りたかった。
ただ、一回にいきなり先制点を献上してしまう。二死後、連続四球で一、二塁とすると、バレンティンへの2球目のフォークが高めに抜け、左中間に適時二塁打を運ばれた。三回に亀井の左前適時打で同点に追いついたが、今度は六回に田中に勝ち越し1号ソロを許した。その後はなかなか打線の援護も得られず、苦しい試合展開だった。
前回登板の9日の広島戦(東京ドーム)では完投勝利。そのときと比べると、川口投手総合コーチは「直球のキレ、変化球の制球は60%ぐらいの出来じゃないかな」と分析した。決して好調ではなかったが「悪い中でもゲームをつくっていくのが、いい投手の条件」と説明する。
オールスター戦(22-24日)の最後の1人の出場者を決めるインターネット投票で、夢の球宴に選出された沢村。この日はファンへの“御礼登板”だった。8回2失点でマウンドを降り、味方の逆転を信じたが、その願いは通じなかった。(サンケイスポーツ)
最後まで、ラミレスはファイティングポーズを崩さなかった。自身の代役4番、長野が空振り三振でゲームセット。ずっとベンチで戦況を見つめていた。「打つことについては問題ないが、全力で走れない。準備はしていたけど…」。最後まで背番号5のユニホームがグラウンドに登場することはなかった。
ヤクルト時代の04年8月8日の横浜戦(横浜)から続けていた連続試合出場が、プロ野球歴代8位の985試合でストップした。「始まりがあれば、終わりがある。充実の期間だったよ」と試合後、ペットボトルの水でのどを潤しながら、しんみりと語った。1000試合まであと15試合。大台到達の夢は、古巣との試合で途切れた。
13日の阪神戦(甲子園)で受けた死球で右足甲を打撲。「徐々に良くはなっているけど、まだ腫れもあるし、結構、痛い」。巨人移籍1年目の08年4月、右人さし指の骨膜炎でドクター・ストップがかかったが、周囲にはけがを隠し強行出場。09年8月中旬には左手中指の炎症を起こし、バットを握ることが困難な時期もあったが黙り通した。すべては、チームに迷惑をかけたくないという理由からだった。
我慢強く、責任感も強い男が「痛い」と漏らし、グラウンドに立つことができなかった。この日も代打でスタンバイ。だが、ひと振りにかけるラミレスが出る場面すら、巨人打線は作ることができなかった。約2か月半ぶり登板の村中に、6回で4安打1点のみ。救援陣が出てきた7回以降は、1安打も出なかった。
「ラミレスの代打も、タイミングが(なかった)ね…」と原監督。高橋由、小笠原といった主軸がそれぞれ、7回1死一塁、8回1死で代打で出場したが、あえなく倒れた。わずか1点差。だが、それ以上の開きを感じさせる完敗だった。(スポーツ報知)
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おはようございます
1-2
またもや「スミ1」の敗戦・・・見た目以上の完敗だ。
澤村は好投が報われず、あまつさえ「一発」に関しては可能性の低い田中浩康に決勝弾・・負ける時は全てが上手くいかないものだね。
「調子の悪いときは悪いなりに抑えるのがいい投手の条件」・・って言うけれど、澤村は十分抑えているじゃないか、ルーキーの頑張りに報いてやれない打線に、ひいてはチームに怒りを覚えずにはいられないね。
ラミレスの連続試合出場もこの日でストップした・・責任感の強い男だけに、顔には出さないだろうが、心の中は砂を噛む思いな事は間違いない。
打線の不調はラミレスのせいだ、なんて言うつもりはない。むしろ彼は湿りがちな打線を鼓舞しようと必死だったはずだ。
そんなラミちゃんも、せめて「ひと振り」に懸けようと準備はしっかりしていたのだが・・その「ひと振り」の場面すら作れなかった今のジャイアンツ・・これが金本が記録更新中のタイガースだったら、意地でも金本を出す場面を作っただろうね。
全てが上手くいかない、「底なし沼」にハマった今のジャイアンツ・・お前ら、本当にこのまま終わっていいのか?まだペナントレースは折り返し点にすら来ていない。下なんか向いてる場合ではない。うじうじしてったって今日もまた試合は始まる。
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