菊田俊介オフィシャルブログ「菊田俊介ブルース日記」Powered by Ameba-原みどり

日本から帰って、1週間以上が経ち時差ぼけもAll gone。

日本でいただいたり買ったりしたCDを聞くのが、シカゴに帰ってからの楽しみの一つでもある。
最近マイブームなのが”昭和の歌”だ。

原みどりさんの新作”恋☆さざなみ慕情”は、昭和のジャズ歌謡と民謡をカバーしたアルバム。
ビッグバンドをバックに懐かしい歌が飛び出して来る。なによりも、原さんのジャジーでポップスで個性豊かな歌が、ハートにストレートに届いてくる。
古い歌を、オリジナルに敬意を表しつつ、自分を投影しながら歌ったり、演奏したりというのはブルースにそのまま通じる。
原さんのミュージシャンシップや、歌への深い愛情がとっても感じられるのだ。これは気持ちがいい。
車で毎日聞いてます。

そして日本でムーニーさんにいただいた美空ひばり全曲集もヘヴィーローテーション。
曲によって歌い方だけじゃなく、声まで変えてしまう。
歌唱力のすごさもさることながら、歌の説得力のすごさ。スタイルは違うけど、ココのことを思い出してしまった。
"Hey You"ってココが歌った瞬間に、怒られたのかと思って、のけぞったことが何回もあった(笑い)。
そんな歌への気迫と言うか、鬼気迫るものがひばりさんにもあるよね。
”悲しい酒”には涙し、それよりもすごいなと思ったのが”いのり”の歌詞。

ひばりさんがココの” I'm a woman"を歌ったらどんな風になるだろう?なんて想像してしまった。

全く関係ないけど、昭和食堂で食った焼き飯が美味かったな。