(※写真/一里ヶ曽根の独標から女峰山を望む)
新年を向かえ、いよいよ山も厳寒期へと突入します。
この時期は地元・茨城の低山ハイクも捨てがたいのですが、雪山のトレーニングも兼ねて、表日光連山の女峰山へと向かいました。
今回は霧降高原から赤薙山を経由して尾根伝いに女峰山を目指します。
このルートは7月に赤薙山まで登ったことがありますが、女峰山まではありません。
いずれ登りたいな~と考えていたため、今回の挑戦に至りました。
しかし、登山当日、のんびりと準備をしていたら、最初に考えていた登山開始時刻を大きくオーバーしてしまいました。
(先週の鳳凰山と同じく、4時半出発の予定でしたが、6時半過ぎの出発になってしまった・・・)
『まあ、なんとかなるだろう』 と軽く考えていたが、ダラダラ歩いていたら、いつの間にかタイムオーバー。
う~ん・・・この時期の雪山はトレースがないとホントに時間がかかるんだな~
[コースタイム]
06:25霧降高原駐車場→07:12キスゲ平ゲート→07:50焼意金剛→08:31赤薙山→10:08奥社跡
→10:57ヤハズ→11:45一里ヶ曽根12:15→12:53ヤハズ→13:38奥社跡→14:32赤薙山
→15:17キスゲ平ゲート→15:48霧降高原駐車場
●過去の女峰山(赤薙山)登山記録
☆2011/07/10 霧降高原~赤薙山 (ニッコウキスゲ観賞)
☆2011/09/11 大真名子山~小真名子山~帝釈山~女峰山 (志津乗越から周回)
●関連施設
東の地平線がオレンジ色に染まってきました。
暗い時間帯にヘッドライトを燈して出発する予定でしたが・・・
モタモタしてたら、朝になっちゃいました ^^;
駐車場前の階段を上がっていきます。
もうすぐ日の出だな~。
右に見えるピークは、丸山。
文字通り、まんまるなお山です。
今回のルートは、丸山ではなくて、左のピークへと向かいます。
再び後ろを振り返る。
開放感抜群の好展望なので、日の出が楽しみです。
何度も後ろを振り返りながら登っていきます。
ついに太陽が登り始めました。
山で見る日の出は、やっぱり最高~♪
いつも気持ちが高ぶりますね。^^
右の階段を登っていきます。
凍結している場合には、大変滑りやすいので要注意です!!
高原ハウスから小丸山展望台まで続くこのルートは、天空の回廊という呼び名だそうで、
およそ1400段の階段が整備されています。
高低差は240mとのこと。
ホームページには、『脚力に自信のある方、是非チャレンジを!』 と記載されてます。^^
見える山は高原山。
存在感があります。
山登りをやっている人には問題無いが、一般の人にはキツイかもしれないですね。
ホントにかなり登ったなー。
遠くには筑波連山。
シカの侵入を防止するためのゲートです。
シカの食害によって、キスゲが減少したそうな。
名前のとおり、ニッコウキスゲの名所です。
そもそも、ニッコウキスゲという名称は、ここのキスゲからきています。
(すなわち・・・、元祖☆ニッコウキスゲ!といったトコロでしょうか)
丸山にも登ることができます。
(でも、今回は登りません)
尾根の左には、写真左隅の日光市街地から鳴虫山~薬師岳~夕日岳と
続く山々が望めます。
尾根の先に見える、"ひょこっ"としたピークが赤薙山です。
この霧降高原~赤薙山は、見てのとおり遮る木々が無く、いきなり森林限界を味わえます。
(上の方に行くと、樹林帯に突入しますが)
たまにズボリと踏み抜きます。
天空の回廊ですれ違った方のものでしょうか・・・。
女峰山には、黒岩尾根の方面に『箱石金剛』 と 『白樺金剛』 というのがあります。
ちょっとインターネットで調べたところ、『金剛』 というのは仏教に由来していて、
悟りの境地、結界を示しているのはないか・・・という考え方もあるようです。
黒岩尾根もこんな感じの尾根だったし、やっぱり同じ山だから似てるのかな~?
どうなんでしょう?
こうゆう斜面でBCなんぞは???
関東平野が広々としてます。
ガツガツ登ります。
日光周辺の山は、こんなマークが赤テープの代わりに設置されてます。
赤薙山から先へ進むと、男体山(左)と女峰山(右)が姿を現します。
女峰山までは、まだまだ遠いな~
中央の大きなピークに奥社跡があるはずです。
赤薙山まではトレースがありましたが、ここから先はノートレース状態に。
雪質はどうでしょう・・・?
ベタベタとサラサラの中間かな~?
日差しは暖かいので、完全なパウダースノーではないのですね。
また岩場・・・
踏み跡など一切なく、ホントに白くて綺麗です。
しかしながら・・・
♪ゆ~き~にぃ、まみれてよ~♪
などと、歌っている余裕はありません・・・
そんなわけで、いよいよ投入ですね・・・
スノーシュー!
昨年の冬に買いましたが、全然使ってませんでした。
そんなわけで、スノーシュー☆デビューです。
なるほど、これなら新雪や吹き溜まりでも大丈夫そうだ。
右に大きく見えるピーク上を登っていきます。
せっかくスノーシューを履いたのですが・・・
スノーシューを外します。
このあたりは雪が締まっていて大丈夫そうです。
ここから一気に鞍部へと下りますが・・・
雪の吹き溜まりの連続で、膝上~股下までの猛ラッセルとなりました。
写真のとおり、モサモサの積雪です。
股下ラッセルの連続は厳しいので、再びスノーシューを装着してガツガツと登りました。
スノーシューは、急登には向いてないのですが、股下ラッセルを続けるよりはマシです。
(猿さん?)
ウサギさんの足跡もありました。
ゆかいな雪のモニュメント。
踏み抜きに気をつけながら、スノーシューでスイスイと歩いていきます。
今の時間は、11時50分。
『山と高原地図』 でここからの所要時間を確認すると、標準時間で1時間40分以上~。
ノートレースの雪道では、それ以上に時間がかかるに違いないな・・・
一里ヶ曽根は展望抜群!
せっかくなので、休憩がてらに周囲の展望を楽しみます。
~北の展望~
栃木・福島の県境の山々が広がります。
~南の展望~
関東平野が広がります。
展望も楽しんだし、戻りますか~。
自分が歩いてきたスノーシューのトレースがついてますね。
スノーシューは便利だな。
このコースは下山時もアップダウンがあります。
下山も思った以上に時間がかかるな・・・
説明書きが記載されてます。
(左から、男体山、大真名子山、女峰山)
敗退はしましたが、タップリとラッセル&スノーシューを楽しむことができました。
今シーズン中に是非ともリベンジだな~^^
<次回、ヤマブロ予告・・・>
女峰山リベンジの予定でしたが・・・
天気予報を見て、コチラの山に変更!