2016/05/14 journal
■タイトル:
resilience
■聖書箇所:
出エジプト記34章1節
主はモーセに仰せられた。「前のと同じような二枚の石の板を、切り取れ。わたしは、あなたが砕いたこの前の石の板にあったあのことばを、その板の上に書きしるそう。」
モーセはアロンと民たちの金の子牛に激高し、
神の板を砕いた。
その砕いた板を、
神はもう一度作るようにモーセに命じる。
病気を経た今の私は、正直、
神の前に新しい夢を描くことが怖い、
と思っている。
以前に描いていた夢や人生計画や前向きな気持ちや、
「自我」や、そんなものが粉々に砕かれて、
その破片の真ん中に立ち尽くしているような気持ちだ。
それをもう一度拾い集め、
また新たに夢を描く、
神に導かれる人生を構築するのは、
本当に怖い。
「また建て上げても、
また大嵐で台無しになるんじゃないか」
と思うと、勇気が足りない。
リック・ウォレン牧師は息子の自殺から立ち直り、
また夢を描き始めている。
彼は、人生に一番大切な資質は、
「resilience」だとメッセージで言っていた。
回復力、跳ね返り、弾力、と訳される言葉だ。
転んでも起き上がる力、
失敗してもまたチャレンジする力、
へこんでもまた立ち向かう力、
何度でも何度でも何度でも、
成功するまで辞めない、あきらめない、
そういう精神を言う。
私にはこれが足りない。
でも、今日この箇所を読んで、
神に鼓舞された気がした。
「前のと同じような二枚の石の板を、切り取れ。」
この石の板の上に書かれるのは
神の人間に対する「設計図」であり、
「神のビジョン・ステートメント」である。
私がそれを書くのではない。
神が書くのだ。
だから私は石の板を差し出せ。失敗したら、
その粉々になった自信を、また拾い集めろ、
そう神に言われた気がした。
もういちど果敢にチャレンジし、
人生に「敢えて」夢を描く、
そういう勇気を、
どうぞ与えてください。