日記3月16日午前 | 陣内俊 Prayer Letter -ONLINE-

日記3月16日午前


ベロオリゾンにいます。


「どこ?」


っていう感じでしょうが、


僕にもよく分かりません。


ブラジルの内陸部です。


もう少し北にいくと、アマゾンがあります。

 

 

 

今ブラジルの季節は夏で、雨季です。


ベロオリゾンには二つの季節があるそうです。


暑い季節と、とても暑い季節。


フィリピンみたいなものでしょうか。

 

 

 

 


植生が違うためか、


ジャングルにいるような感じがして、


僕は気持ちが良いです。


ベロオリゾンは300万人が暮らす大きな街で、


近代的な場所もあれば、スラムもある。


スラムはスピッツのいうところの、


「ゴミできらめく世界」みたいな感じで、


ごちゃごちゃゴミだらけだけど、


なんだか美しくもある。


悲しいようで、底抜けの明るさもある。


不思議な感じです。

アジアのスラムと違って、

なんていうか、じめじめしていない。

壁に直に書かれているカラフルな落書きとか、

そういう色彩や、背景の熱帯植物や、

ブラジル特有の赤土が関係していると思われる。

 

 

 


近年のブラジルの経済発展は目覚ましいものがあり、


建築ラッシュです。


70年代から80年代の日本のような感じ。


ベロオリゾン空港に着いたとき、


30分ぐらい待ち合わせの人と会えなかったんだけど、


その間に飲んだマキアートがめちゃくちゃ美味しかった。


コーヒーのレベルは高いように思います。


あと、チーズパンみたいなのが名物で、


それももっちりしていてとても美味しい。

 

 

 

 

こちらは季節が夏なので、


半ズボンとTシャツで過ごしています。


時差が12時間!あるので、


昼夜も季節も反転しています。


上手く言葉では表せないけど、


「世界は広い」と感じます。


自然とか文化とか社会の多様性を体感しています。


世界には本当にいろんな場所があって、


いろんな人がいるんだな、と。

 

 

 

 

ブラジルの人は結構親日家が多い。


日系の人々の評判が良いから。


高い職業倫理とか、嘘をつかないこととか、


地元の人に迷惑をかけないこととか、


ブラジルの発展に貢献したこととか、


そういう意味で。


同じ南米のペルーのフジモリ元大統領も有名だし。


「日本人は中国人とは違う。


 嘘もつかないし。


 中国人はルールを無視するし、


 自分の事しか考えていない。


 中国人のする良いことと言えば、


 美味しい料理を作ること以外思いつかない。」


だそうです。


あまり評判が良くないみたい。


世界的な傾向ですが。

 

 

 

 

良くも悪くも、「大国」の世界観ですね。


「我々がルールだ」というメンタリティ。


イギリスで産業革命がおこるまで、


中国は歴史の殆どの期間、


世界一の先進国だったのは、


厳然たる事実なわけですから。

 

 

 

 

飛行機を待つ間、


徒然に書いてみました。






日本はあったかくなって来る頃ですね。


皆さんも良い一日を。