もういろんな所で書かれているからいいとは思うんですが
小見川選手に勝利ボーナスが支払われて
UFCとしては彼を「勝者として扱う」と言っていたんで
当然次があるという事なんで、それはそれでいいとは思うんですが
このビデオ・インタビューでもダナ様が言っていた通り
判定というのは選手のキャリアや収入に響くもんなんだから
あの試合を30-27とスコアしたジャッジは
もう二度とMMAの試合のジャッジをやって欲しくないですねぇ
さて、日本の皆様からして、興味があるのは
プロモーターにはジャッジの人選権はあるのか
あとは、日本人選手に対して厳しすぎるんじゃねぇかぁ
という事に関してだと思うんですが
まずジャッジの選択権ー
これは、各州によって微妙に違うんですけど
例えばニュージャージー州は、事前に何人かジャッジの候補の名前をだして
この中から選ぼうと思う、とプロモーターに通達してくれるんで
この時点で、悪いけど、このAさんは変えてくれないかな
とリクエストする事はできるんです。
けど、これをやると、間違いなくこのジャッジとはしこりが残ります
いろいろと理由をコミッションに説明して外してもらう訳ですから
過去のミステイク、疑問点などを掘りおこして
しかも文書にしてコミッションに提出するんで
まぁ、しこりが残るのは、当然といえば当然なんですよねぇ
ですから、これはよ~っぽどの事がない限り
プロモーターはやらないんですよねぇ
けど「このジャッジはダメだ」とはっきりコミッションに通達したケースが
過去に何件かはあるんです
ここでは敢えてそのプロモーターとジャッジの名前は書かないですけど
この時外されたジャッジは、元々ムエタイのジャッジで
しかも70年代にタイに観光旅行でいったついでに
二日でライセンスがとれる「スクール」で受講して
ジャッジのライセンスを取得した人でほとんど競技経験もないし
ムエタイ以外の事となると、ほんと、知識ゼロなんです
でも70年代からず~っとムエタイやキックのジャッジをやってきてるんで
MMAが合法化された時に、その「経験」が認められ
かんたんにMMAのジャッジになれちゃったんですよね
でも本来ならばMMAの試合のジャッジができる人ではないんです
彼の判定はい~っつもおかしいと、もうこれはみんな言ってた事なんで
このプロモーターが、コイツはダメ、と烙印を押したときは
実をいうと、ほとんどの人たちが「正しい」と思ってたんですよねぇ
けど、これは、ほんと稀なケースなんです
さて、日本人選手に対しての判定が厳しすぎるか否かに関してですけどー
まぁ、でもこれは外人選手、つまりアメリカで試合をする場合
ノン・アメリカンの選手全員にあてはまる事だと思います
小見川対エルキンズや福田対リングより酷い判定みたことありますし
これはホームとアウェーの違いと似たようなもんで
どのプロ・スポーツにも当てはまることでもあるとは思うんですよね
けどMMAというスポーツに関しては
前述のように「ジャッジの資格認定」自体にまだまだ問題があると思うんで
これは、直す方向で動いて欲しいですよねぇ
だって、某スウェーデンの選手が下からギロチン決めようとしているのに
その技術がわからないのか、ブレイクを命じたレフェリーもいましたからね
これ、去年のことです
しかもちゃんとした大きいプロモーションの全米生中継の大会で......
あれにはたまげましたぁ~
けどよく考えたら、似たような事、よくあるんですよねぇ
でも、もうMMAは北米ではプロ・スポーツとしてその地位も築いていると思うんで
ジャッジの「資格」をしっかりと査定する時期にきているとは思います
ちょっとしこりが残ろうが、少しぐらい人を傷つけようが
選手は人生すべてを賭けて試合をしてるんで
ジャッジとレフェリーの資格認定も、ちゃんとやるべきだと思うんですよねぇ~