Fight of the Year (women) - 端貴代対アマンダ・バックナー | SLEEPTALKER - シュウの寝言
遂に氷河期へ突入か!?
去年の10月初旬ぐらいは、そんな匂い、プンプンでした。
はい、日本語でいうと女子総合(ジョカク?)、英語でいうとWomen's MMAのことです。

トーナメント一回戦はちゃんと4月に行ったものの、
その次の7月大会は9月に延期となり、
それも結局、開催まで辿り着けなかったスマックガールガクリ

8年間続いてきたスマックが終わってしまったというこの厳しい現実は、
女子総合ファンにとっては、かなりショッキングな出来事だったと思うんですが......

アメリカでは、
プロエリート社がジーナ・カラーノを中心に女子を盛り上げてくれてはいましたけど、
これも10月大会で突然の終焉を迎えてしまい、
2月に4度目の大会を開催したFatal Femmes Fighting(FFF)も、
その後、これといった動きはみられません汗

その他、カナダ、オランダ、ブラジルなどで女子の試合は組まれていました。
が、多くの人たちに観られた試合となると、
もうこれは数えるほどしかなったと言えると思います(

そんな状況の中で、最優秀選手賞だサブミッション賞だ何だと選出するのは難しい、
と判断したのか、
女子という部門をわざわざ設けて、
色々とアワードを発表しているアメリカの媒体は、
悲しい事に皆無に等しいです.............涙

けど、ここで発表させて頂きます。
完全なるわたしくしの独断と偏見が審査基準となりますがべーっだ!

まずFight of the Year、はい、年間最高試合賞です。

確かに試合数は少なかったです。
男子なんかに比べるとその数はもう雀の涙ほど.......でありまして、
でも、でも、でもですね、
いい試合は結構あったんですよビックリマーク

例えばー

2月にべガスで開催されたTuff-N-Uff -大会でのサラ・シュナイダー対ケイトリング・ヤング

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同じく2月に行われたFFF(Fatal Femmes Fighting)のタイトルマッチ、ロクサン・モダフェリ対ヴァネッサ・ポルト

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4月にロシアのサンクトペテルブルグで行われた、ユリア・ベレジコーヴァ対薮下めぐみ
これはFight Forceという大会ですね。
(ちなみにこの試合の写真はここで観れます!)

同じく4月のShoXCでのシェイナ・バズラー対たま☆ちゃん

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まぁ、一方的にボコボコにされちゃったんですが、衝撃のUSデビューということで、7月のElite XCのクリスチャン・サイボーグ対シェイナ・バズラー
(この試合の映像はここでみれます!)

そして、これも大差の判定だったんですが汗
10月のElite XC、はい、最後となってしまったあの大会で、観客を最も湧かせたクリスチャン・サイボーグ対高橋洋子
(もうこれは男子に負けないぐらいのバキバキの試合だったんで、いつかチャンスがあったら日本のファンにはぜひ観ていただきたいです、はい。というかElite XCのDVDは、何で日本で流通されないんだろう?)

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そして同じ大会で行われたジーナ・カラーノ対ケリー・コーボルドもなかなかの試合だったと思います。

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さて、ここで、去年一番よかった試合は?と聞かれるとですね....
わたしの中では
まぁ、例によって体重問題があったのですが、まぁまぁいい試合だったジーナ・カラーノ対ケイトリン・ヤングよりも
強烈な打撃戦を魅せてくれたサラ・カウフマン対モリー・ヘルゼルよりも
そして、スリリングな闘いを魅せてくれた藤井恵対シンディー・ヘイルズよりも

はい、やっぱり、この試合しかないと思います。

もうこれはわたしの中では、2008年ダントツのベストバウトです。
2月のFFF大会で行われたアマンダ・バックナー対端貴代!!

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かなりの体重差(確か前日計量でアマンダの135に対して端選手は127ポンドぐらいだったと思います)があったにも関わらず、
はい、端選手、もう初めから最後まで試合をコントロールしただけでなく
すべての局面であの試合巧者のアマンダを封じ
強烈な左の蹴りと首相撲からの膝蹴り、そして..........
といった感じで、もうここでダラダラ並べたくないんですが、あのアマンダを完封したこの試合は
素晴らしかった!!の一語に尽きると思います。
アマンダも久しぶりの試合だったので、ちょっと調子が今イチだったのかもしれませんが......
そんなの関係ねぇ!(古いですが)
勝ちは勝ち。
というか、ほんといい試合だったんですよぉ。
アマンダも最後の最後まで攻めましたし、
もちろん、それでも端選手はそれを全部、テクニックとハートで弾き返しての完勝劇!
最高の試合だったと思いますビックリマーク

しかし、まぁこう並べてみると、
何とほとんどが海外での試合ば~っかりなのに(!)、日本人選手が目立ってます。
はい、もう、これは、日本人選手みなさん、大善戦した年だったといえると思います。

けどこれだけ素晴らしい試合がたくさんあったのに,どの試合も日本のTVでは観られない.........
この現実、何とかならないですかね?

どこかのケーブル局のプロデューサー、立ち上がってくれないですかねビックリマーク
エリート以外はどの団体も僅かなフィーで版権、または少なくとも放映権なんて喜んで売ってくれると思うんですけどね......

これだけ多くの日本人選手が世界という舞台で大健闘した一年だったんですが、
その映像が日本で流れないのは、ほんと、勿体ないと思いまぁ~す!!
というか、ちょっと寂しいかも......。
女子も男子に劣らずこれだけ迫力も技術もある試合ができるのに............
それを証明できるのは、こういった素晴らしい試合をオンエアすることだと思うのですが。
誰か動いてくれないっすかねぇ......
だって一昨年もいい試合たくさんあったんで。
2007と2008年の試合かき集めれば、番組ぐらい、い~っくらでも作れると思うんですが.....
な~んて、外野はいつも好き勝手な事を言うもんなんですが(汗)
けど、誰か、彼女たちの素晴らしい試合の映像を日本でも流すために
立ち上がって頂きたいです、はい。