今朝、大切な友人が「スズメバチ」で困っているのを知って、おせっかいながらもスズメバチ駆除の経験者として、ちょっとだけアドバイスをさせてもらいました。
先月のことです。
祖父の葬儀が終わった直後に、従妹が「キイロスズメバチ」に刺されて病院へ運ばれる事件が起きました!
スズメバチの巣があるなんて知らなかった従妹が、巣の近くで煙草を吸ってしまい、頭にハチが寄ってきて、急いで全速力で逃げましたが…
一匹だけでなく、何匹も追って来て、ついには頭を刺されて病院へ運ばれました。
すぐに冷やしながら病院へ行ったので、幸い大事には至りませんでしたが…
その一部始終を、すぐ傍で見ていた私…
その恐ろしさを知って、私はすぐに役所へ連絡をして、巣の駆除を依頼しました。
「そんな恐ろしいハチ、抹殺や!徹底的に駆除や!」
本来なら順番待ちでしたが、私のあまりのアツイお願いに、すぐに専門業者が対処してくれました。
天井裏にあった巣には、
400~500匹の『キイロスズメバチ』!
駆除のあとに見せてもらった巣はこちら(↓)
あまりの大きさにびっくりしました!
もし、このまま巣に気づかなかったら…
どうやら11月頃までブンブン飛び回っていたようです。
従妹にとっては、本当に可哀想な出来事になりましたが、おかげで巣を発見できて、駆除ができました。
これでほっと安心できると思っていましたが…
しかし!
これで安心してはいけませんでした!
「戻り蜂」と言って、戻ってくるスズメバチたちに、私たちは10日間も悩まされることになりました。
勝手口から出ることもできず、洗濯もできず、窓さえ開けることができませんでした。
外には、怒ったハチたちがブンブン飛んでいましたから…。
◆専門家の話によると、【スズメバチの注意点】は以下のようです。
・巣に近づかず、出来るだけ早く専門家に駆除の依頼をすること!
・ハチは黒いものを攻撃する習性があるので、頭、黒い部分は白い帽子や布で覆い隠すこと!
・大声を出さないこと!
・匂いのキツイもの(香水など)をつけないこと!
・走って逃げないこと!→姿勢を低くして、ゆっくり逃げること。
・防虫スプレーなどで安易に刺激しないこと!
・巣の駆除をしても4~5日間、ハチが戻ってくることがあるので(戻り蜂)、十分に気を付けること!
※刺された場合は、水で洗い流すか、冷やしてすぐに病院へ行くこと(勝手に口で毒を吸ったりしないこと)!アナフィラキシーショックなど、怖い事態も起こりうるので、必ず病院で診てもらうこと!
そんなことを教えてもらいました。
8月がスズメバチ活動の最盛期ですが、まだ活発な時期が続くようです!
これから紅葉シーズン、山に出かけられる方も多いと思うので、どうか十分に注意をなさってください。
それにしても…
昔は、それほど多くなかったスズメバチが年々増加しているのは、なぜ?でしょう。
都市部でも問題になっていますよね?
温暖化?
森林伐採?
生態系の変化?
色々な理由があるでしょうが、やっぱり、スズメバチだけが原因ではなさそうですね。
人間にも大きな原因があるはず!
でも、どうしても、危害を与えるものを悪者だと思ってしまう私。
今日も、庭でガーデニングをしている時に大きなアシナガバチを見つけて、まだ何もしてないのに、「抹殺やッ!(←心の声)」怖さのあまり殺虫ジェットで殺して、さらに踏みつけてました!
先日の恐怖体験のあまり、私は必死になって殺していました。そして、死んだハチを眺めて、ふと想いました。
「果たして『ハチは悪者』なのかな?」
私の方こそ、よっぽど恐ろしいかも…。
スズメバチの立場からすると、人間の手で勝手に環境を変えられ、住む場所(山や森)を追いやられ、都市部に巣を作れば悪者扱いされて、殺される。
「たまったもんじゃない!」かもしれません。
スズメバチも他のハチたちも必死になって生きています。
「それでも、悪者?でしょうか?」
もしかしたら、悪者じゃないかもしれない…
本当は、私の方が、よっぽど悪者かもしれない…
そんなことも想いました。
「みんなが笑顔で、安心して、共存するためには、どうしたらいいのでしょうね?」
駆除は必要…
でも、これからの私は、自然を大切にして、どんな動植物にも命があることに気づいて…
生きているものたちへ、ほんのちょっと思いやれる心をもちながら、優しい行動できたらいいな、って思います。
明日が穏やかな一日になりますように。