毎年この時期になると、保健所から「難病申請(更新)」のお知らせが届きます。クローン病 (消化器官の難病)と向き合う時期になります。
発病して13年。
今では、もう心配はないのですが、昨日は早起きをして、病院へ行ってきました。来月に行われる精密検査の予約をして、血液検査だけをして帰りました。
その血液検査の時に思ったことです。
真っ赤に流れ出る血。
脈打ち、流れ出る血は、勢いよく注射器へと流れてゆきました。
この血を送り出してくれている心臓…
そこに意識を向けた時、寝てる時も、起きてる時も、どんな時も、片時も休むことなく動いてくれているんだと知りました。
改めてこの事実に、心からの感謝の気持ちが湧き起こりました。
自分ひとりで生きているようだけど…
私の意志とは関係なく、この私を生かすために、多くの臓器や器官、細胞たちが動いてくれています。頑張ってくれています。
このあまりにもあたりまえすぎて忘れてしまう大切なことを、私は病気を患ったことで、何度も思い出すきっかけをいただいています。
感謝をしたいと思います。
帰りに立ち寄ったお寺に緑が鮮やかな紅葉がありました。
この葉っぱ一枚一枚にも、命が流れているだなと知った時、命の愛おしさを感じました。