晴れ「ビジネス革新の極意」鈴木敏文・齋藤孝著より。ニコニコ

この部分は直接鈴木氏とのビジネス対談とは関係なく、齋藤氏の巻末特別寄稿にあった。それは「身体感覚を磨き、仕事力を高める方法」と題して書かれていた。

「仕事や勉強で自分の持っている力を十二分に発揮するにはどうしたらよいか?」という1行目で始まっていた。まずは、体を整えて心を整えることが大事だそうだ。

やる気が起こる時は、かならず体も健康な状態に違いない。やはり、どこか体の調子がイマイチな時は、ベストな状態で仕事には臨めないだろう。体が活性化すれば、頭も活性化するともいう。

斉藤氏はそこで呼吸法もその基本であると考えていた。頭の活動は脳が行う。脳は酸素で動くからだった。そのための集中の技法が禅やヨガにあるともいう。

何かを積極的にやろうとすれば、自然と体が前に乗り出してくるものだった。齋藤氏は、心が先か、身体が先かと言われれば、身体のほうが先だと考えていた。体を整えてから、心を整えるという意味だった。