くもり「老い駆けろ!人生」草野仁著より。ショボーン

現在筆者は72歳になるが、これは71歳の時点で書かれている。これはたまたま古本屋で目にして、数ページめくってみたら参考になりそうなので購入した次第。


これは、この新書の帯にあったフレーズだった。さらにその後には、「割り切って前進あるのみ」とあった。草野さんからそのように言われると納得でき励まされる。常にそう行きたいものだ。

考えても仕方ないことは、衰え、恐れ、孤独、怒りなどがあるらしい。まだまだいくらでも考えられるだろう。考えすぎてもしょうがないことは多い。むしろ時間の無駄かもしれない。


草野さんは、良くも悪くも楽観的で都合の悪いことは考えない性格だという。このメリットは大きそうだ。しかし、どう見ても、おじいちゃんと自身で語っている。しかし、今でも毎日体を鍛えているというのもスゴイことだ。

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くもり「たった一人の熱狂」見城徹著よりウシシ

GNOとは義理、人情、恩返しのことだった。氏は仕事でも人生でも最も大事だと述べている。常に念頭に置いて仕事をしているようだ。

相手の心をつかみ、いざという時に力になってもらうにはどうすればいいか、と氏は考えている。それには「あの時良くしてもらった」「お世話になった」と相手に思ってもらうしかない。

それには、普段からの心構えで人間関係をよくしておくことが大事なのだろう。いきなりお世話するより、コツコツと小さな親切をしておくことが大事に思える。

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くもり「たった一人の熱狂」見城徹著よりおーっ!

感想はもらえば、嬉しいものだ。そこからさらに人間関係も発展していくことも多い。感想はしばしばコメンントともいわれる。FBでもコメントをもらえれば、その人に親しみを感じられる。

しかも大事なのはスピードだった。かなり時間が経ってからでは、間が抜けていて感動もない。誠意があればやはりスピード重視だろう。

見城氏はかつて、林真理子に対して「あなたは小説を書くべきだ。それだけの膿を体内に溜め込んでいる。それを切開すれば必ず直木賞を取れるはずだ」と言ったそうだ。

 

そして、その言葉を機に濃密な二人三脚が始まり、やがて直木賞を勝ちとったのだ。すごい洞察力を感じる。

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晴れ「たった一人の熱狂」見城徹著よりひらめき電球

普段なじみがないこんな漢字は読めてもなかなか書けない。意味は、「本来関係あるべきでない者同士が深く手を結び合うこと」とあるらしい。

悪い意味で使われることが多い。しかし、見城氏は仕事を成功させるためには非常に重要な要素だと指摘している。

常にギブ・アンド・テイクであるべきだという。そして、パートナーとして長く癒着の関係を保つためには、キラーカードを何枚も手元に持っておかねばならいのだった。

癒着の人間関係を批判するのは、本当の人間関係を理解しない者のやっかみであるという。なるほどと思えた次第だ。

また、人脈は一朝一夕でできあがるが、癒着はそう簡単には成立しないようだ。

晴れ「たった一人の熱狂」見城徹著より。爆 笑

まずキラーカードという言葉はふだんあまり耳にしない。つまりこれは一撃必殺の効果を持つ最強のカードという意味だった。仕事でこれを持っていれば、相手に対して有効に使うことができる。

しかし、それはそんなに容易く手に入るわけはない。苦労や努力を重ねて初めて身につけられるものだった。かつて見城氏にとって、それは「一冊の本を作れる」ということだった。

若いころ、新宿御苑にある雑居ビルに公文数学研究会という看板を見つけたのだ。そして、『公文式算数の秘密』という本を出版すれば最低3万部は売れると思ったという。というのも会員だけも5万人いたからだ。

公文には5万人の会員と独自のノウハウというキラーカードがあった。見城氏はそれを本にするというキラーカードをぶつけ合って出版したら、30万部以上のベストセラーになったのだ。キラーカードを持ち圧倒的努力を重ねた結果だった。

最後「努力に努力を重ねた生き方の集積が、一枚のキラーカードになり、それが10枚貯まった時に初めて人はあなたに近づいてくる」という。

晴れ「たった一人の熱狂」見城徹著より。高通通

「見城徹という男は、ずいぶん生意気だが、刺激的な編集者だ」と、作家に理解されて他の編集者から頭一つ二つ抜け出すためには、身を削りながら、涙がこぼれ落ちる切ない作業を重ねなければならないという。

圧倒的な結果を出すためには、命がけで仕事をしなければ無理だったのだ。当たり前のことばかりやっていては、並みの結果しか出せない。どれほど人と違った努力ができるかがカギなのだろう。

やはり安全な、無難なことばかりでは結果も並み以上のものは期待できないだろう。結局現場経験がない人の意見には説得力も欠けるといえそうだ。

雨「たった一人の熱狂」見城徹著より。真顔

仕事で少しでもうまくいって結果を出すことができると、ついついそれに甘えてしまうこともある。その一時の結果が良くても、それが永遠に続くわけではない。だから、決しておごり高ぶってはいけなかったのだ。

トップランナーであり続ける成功者ほど、みな謙虚だという。成功したからといって調子になるようなことがあっては、一流になれないのだろう。

そこそこの中途半端な成功であれば、嫉妬されるだろうが、それが圧倒的大差であれば、それはないらしい。目指すべきはそこだったのだ。以前どこかで見た、出過ぎた杭は打たれないという言葉を思い出した次第。

くもり「たった一人の熱狂」見城徹著より。ショボーン

しばしば知らないことは強い、と言われることがある。もし、知っているならそんな無謀なことはできないと決め込んでしまうことがほとんどだろう。

無知だからこそ、とんでもない発想が生まれることもあるようだ。ここでのタイトルは「無知を武器にしろ」だった。20代の若いころ、氏はつかこうへいに熱狂していたそうだ。

つかが、まだ無名のころ「これから15年間、原稿は角川書店だけにして、ウチでしか本を出さない契約を結んでほしい。そのかわり、僕はあなたを一流の作家にします。直木賞も取ってもらいます」と熱弁したという。

そして、つかこうへいは契約書にハンコを押してくれたそうだ。これは出版界ではありえないことだった。お互いに退路を断って闘いに臨んだのだ。

その結果、どちらも成功できたのだ。これは無知、無茶、無謀から始まったものだった。当然、自信がなければ、そんなことはできないだろう。

くもり「たった一人の熱狂」見城徹著より。ニコ

こんな才能もあるのかと気づいた次第。筆者は、若い人に対して、「自己検証、自己嫌悪、自己否定の3つがない人間には進歩がない」と言っているそうだ。

まずは、自分思考や行動を客観的に検証し、修正していくことから、始めるといいのかもしれない。それが一番易しいという。

また、見城氏の一番のセールスポイントは何かと問われれば、「自己嫌悪」と答えるという。その答えには実に意外性がある。

またそう言えるのは、それを実行してきたからだろう。成長するためには必要なことなのだろう。

くもり「たった一人の熱狂」見城徹著より。音譜

「身体がだらしなくたるんでいる状態では仕事という戦場で闘えないから、僕は今日も身体を鍛える」と見城氏はいう。

汗を流せば、きっと爽快になるだろう。1週間のうち最低でも3~4回、できれば週に5回はジムにでかけるようにしているという。超多忙なのにすごいことだ。

ジムでは60代半ばの体をいじめ抜くという。トレーニングは苦しくて辛いのは当たり前だった。そんな時「ノー・ペイン、ノー・ゲイン」と独り呟くそうだ。つまり「痛みのないところに前進はない」という意味だった。

トレーニングにごまかしはきかない。優秀な経営者は、例外なく皆トレーニングを日課にしているようだ。生まれ変わった肉体と精神で再び仕事に飛び出していくためだった。