晴れ「街に学ぶ---問題意識とは何か」扇谷正造著より。ビックリマーク

ふだんあまり気にしてないことだが、機会という言葉の意味には、チャンスとオポチュニティの二つがある。前者は寝て待つほうの機会で、後者はこちらが動いてつかまえるほうだった。しばしば運命の後ろ髪をつかまえるというやつだ。

問題意識というものも、同様で積極的に行動や思考することから生まれるものだった。ただ眺めているだけや、消極的なままでは問題意識は生まれることはなかった。

ここに一つの例があった。アフリカに靴のセールスに行った二人の男の話だった。一人はそこでは裸足だから売れないと考え、もう一人は一万足を用意して売ろうと試みたというのだ。裸足ということから無限の可能性を感じるかどうかの問題だった。

可能性にチャレンジするというのも問題意識があるからこそだった。ダメかもしれないが、やってみるだけの価値があるかどうかの判断をすることも必要だったのだ。またどうしたらそのプロジェクトが成功するかを積極的に考えることもチャレンジだろうな