曇『「一勝九敗」の成功法則」ジョン・C・マクスウェル著より。退屈爆弾チョキ

これも、前日触れた「一度失敗してみる」という部分からのものだが、失敗してみるとどうなるかという一つの結果でもあった。ちょっとミスすれば失敗だと思ってしまう。しかし、場合によってはそれが「予想外の結果」を生み出すことにもなっていたのだ。

ここにはいくつかの過去の実例があった。エジソンが蓄音器を発明したのは、まったくの偶然からだったとある。また、ゆでた小麦を一晩鍋の中に入れっぱなしにしていた結果、ケロッグ・コーンフレークが誕生したようだ。キッチンペーパーのスコットタオルは、トイレットペーパーをつくる機械が不具合を起したときにできたものだった。

かつてのノーベル賞を受賞するような発見も、研究の途中で思わぬ偶然の結果見つかったというような話もよく聞く。結果を単にミスととるか、思わぬ発見と考えるかの違いで大きく変わる。

さて、こんな大きな発見でなくても、自分自身で“怪我の功名”と呼べるような経験があるだろうか、とふと考えてしまった。自分のミスではないが、、電車が遅れて時間がたっぷりできてしまい、何気なく売店で買った本から仕事のいいヒントが得られたということもあった。いい意味での予想外の結果・・・これからも期待したいもの。