晴れ「ギフト~E名言の世界~」2010.9月号より。ウインクパーOK

これは「経済」というテーマのところで取り上げられていた、二宮尊徳(1787-1856、江戸時代の農政家)の名言だった。江戸時代の言葉ながらも分かりやすい。

商売は売り手にも買い手にもメリットがあるべきだという意味だった。たまたま「そんとく」という言葉の響きからは、「損得」ともなりそうだが、商売は自己の損得ばかり考えていても成り立たない。

やはり相手に対して、その商売でどれだけメリットが与えられるかも考える必要があるのだ。相手にメリットが多いほど、役だっているほど長続きしてうまくいくのだろう。

当然ながら、売り手にもそれなりのメリット(利益)が発生しなければ商売としての継続は困難だろうが。需要と供給の間に潤滑油としての双方の悦び(喜び)が必要なのだろう。