晴れ「読書力」齋藤孝著より。本すっぱいOK

ここでの“おもしろい”本とは、ある意味自分にとってためになった本、参考になった本ということだろう。“面白い”本はその時だけ楽しい娯楽本ということになるのだろうか。勝手な解釈だが。私の場合、おもしろい本ほど線を引くページ数も多く書き込みも多い。

齋藤氏が大学時代はこの「最近何かおもしろい本読んだ?」が何気ない挨拶のような言葉だったらしい。私などほとんど本を読んだ覚えがなかった。むしろ、中学生ごろにはいろいろ読んでいたかもしれないが。

齋藤氏は今大学で教員をしているが、学生たちには「会ったら挨拶代わりに、今読んだばかりの本や読んでいる本の話を必ずするように」と言っているらしい。それは自身の経験から有益だったからだ。

読んだ本のことを人に話せるということは、しっかり理解できたという証拠だろう。自分が楽しめた本については人に話したくなるものだ。人に話すことで自分の記憶にも残りやすくなる。

「最近何かおもしろい本読んだ?」は自分に問いかける言葉でもあるかな。まず自分が幅広く読んでいなければ人にも聞けないか。今ならたくさんのフレーズが気になったこの「読書力」を挙げてもいいかな。