雨曇ホームページ「どらく」(2009.7.18)より。グー驚き汗

(前日のつづき)
向かい風とは、つまりそれは逆風という意味になる。この人(谷村新司)だからこそ、言えることだろうな、と思ったのがこの部分だった。というよりも最近は不況のせいか、しばしば似たような言葉を見たり聞いたりするようになった。

書店に行っても「ピンチはチャンス」のようなタイトルの本もある。また“人生に失敗はない、それがあるからこそ見えてくるものがある”などと言われれば実にカッコよく聞こえてくる。これらはすでに成功している人の言葉だろう。

谷村氏は表現者らしく、さらにカッコよく次のように語っている。「向かい風だからこそ、飛行機も凧も高く上がっていける。・・・」と。

しかし、その風だって程度次第だろう。もし台風のような大風なら当然ながら飛行は中止されるし、凧も上がらない。つまりは、そこそこ自分が克服できる程度の逆風ならば、という条件付きだとわかる。

私などむしろ、向かい風よりも、無風状態、または追い風を祈っているばかり・・・結局祈っても風は吹いてこない・・だからダメなんだろなぁ~