晴れ「メトロミニッツ」2008.10月号より。曇ダッシュ

いきなりその答えを書いてしまおう。日本の老舗とは、室町時代(1520年代)に京都で創業された「とらや」だった。約480年の歴史があることになる。ということで、絶滅が危惧されているのはトラでした。もう15年ほど前から野生のトラの保護活動を続けているようだ。

野生のトラは20世紀初頭には10万頭あまり生息してしたが、現在はそれが4000頭まで減少してしまったそうだ。原因は乱獲と環境破壊だった。トラに限らず、野生動物にとって環境破壊は深刻な問題になっている。

実は面白いことに、「とらや」の創業の時代には、日本でトラを見ることはできなかったのだ。当時の人々は大陸からの文物だけでしかトラを知ることはなかったようだ。その動物の勢いはかなり凄いと思われ、店の名前もそれにあやかろうとした可能性も高い。

「とらや」はオリジナルグッズを作っていて、その売り上げの一部を野生のトラの保護に寄付するという活動をしていたのだ。ならば、阪神タイガースも一勝するごとに、なにかトラ保護の活動でもしたらどうだろうか。(な~んて余計なお世話ですね)