「なぜあの人は時間を創り出せるのか」中谷彰宏著より。

筆者はたとえスケジュールがびっしり入っていても、その場その場の判断でキャンセルして作戦変更できる人が、時間に対して豊かな人だと言う。これは確かに難しそうなことでもある。でも、できたらいいなとも思える。

例えば雨ばかり続いているときに、途中晴れた天気のいい日があれば、他に室内での用事があっても外に出かけたほうが気持ちがいい。そのため本来の仕事は多少ムリしてでもやってしまうべきなのだ。

このように、パッとスケジュールを変更できなければ晴れた貴重な一日がもったいない。つまり自分の時間を創り出すためには、多少どこかでムリをすることもいとわないということがポイントのように思えてきた。

予定にばかり縛られた旅も面白くないものだ。その時どきで予定を変えられるからこそいい思い出も出来るのだろう。一見ムダだとか遠回りに思える時間こそが人生にも彩りを添えてくれる。

旅のスケジュールを組むのは楽しいことだが、そのとおり行かなくてもまた印象的な旅になるものだ。こんなことは多くの人が経験しているはずだろう。

もっとも、人生は望んでもなかなか思うようにはいかないことのほうが多いもの・・・だな。