大相撲が面白い! | 小腸がなくても平気です!〜しょーへーのブログ〜

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23歳の時に「原発性小腸軸捻転症」という病気にかかり、それ以来小腸がない状態で生活している日々をゆるーく綴っていきます。

このところ、大相撲の人気が上がっています。遠藤、勢などの若手のイケメン力士や、モンゴルの遊牧民出身の逸ノ城、エジプト出身でイスラム教徒の大砂嵐など、今までにはなかったユニークなバックボーンを持つ力士も現れています。

つい先日まで、大相撲は危機に陥っていました。親方から力士への体罰で力士が死亡するという事件が発生、野球賭博問題で力士や親方が解雇され、八百長問題では場所が中止に追い込まれました。しかしそこから相撲協会も人気回復に向け必死に活動を行いました。SNSや動画サイトを使ったPRや、メディアへの露出も増え、今や相撲が好きな女性「相撲女子」という人たちもいるそうです。2015年の初場所は15日間連続で満員御礼が出るほど。

国技館ではゆるキャラ「ひよの山」がお出迎え


遠藤にお姫様抱っこされる顔ハメも


相撲の魅力は、1つは迫力だと思います。実際に生で見てみると、テレビで見るより力士の身体は大きいです。特に胴回りがすごいです。あんなのにぶつかられたら普通の人間はひとたまりもありません。何も考えずに見ると、ただデブがぶつかりあっているだけですが、150kgを超えるような人たちが全力で体一つで全力でぶつかり合うのですから、その迫力は他ではなかなか見ることができないものだと思います。

相撲は本来は五穀豊穣を占う神事です。「相撲」という言葉は日本書紀にも登場しているほどの歴史があり、織田信長や豊臣秀吉も相撲大会を開催したとされています。神事だけに、一つ一つの所作に意味があります。土俵に上がって力水を口に含むのは身を清めるため、土俵に上がった力士が両手を叩いてから開くのは、武器を持っていないことを示すため。四股を踏むのと塩を撒くのはどちらも邪気払いのため、また塩を撒くのは土俵に落ちて傷が出来たときの消毒の意味もあるといいます。勝った力士が懸賞金をもらうときに手刀を3回切るのも、3人の神に感謝するという意味が込められています。

もちろんスポーツとしての一面もあり、力士はただ力まかせに相撲を取っているわけではなく、立ち合いや組み合った時の駆け引きも見応えがあります。また、柔道やボクシングのように身体の大きさ階級が分かれているわけではありません。身体の小さな力士が大きな力士を相手に技を駆使して投げ飛ばすのは、相撲の醍醐味といえるでしょう。

僕が初めて相撲にはまったのは幼稚園の年長組の時です。テレビに映る千代の富士が大きい力士を投げ飛ばす姿に感動し、それから何年もの間毎日相撲を見るようになりました。数年前、日馬富士が白鵬を破り横綱昇進を決定的にした相撲を国技館で感染しましたが、あの時の興奮は今でも忘れられません。

2015年の初場所は白鵬が圧倒的な強さで13日目に優勝を決め、最終的に全勝優勝を果たしました。一相撲ファンとしては、せっかく相撲人気が上がっているのだから、白鵬を脅かす力士が表れてほしいです。かつて大鵬という強い横綱がいた頃は「柏鵬時代」と呼ばれ、横綱柏戸と二強を争いました。千代の富士も小錦や大乃国などの数多くのライバルと争い、若貴兄弟にも曙という強い横綱が立ちはだかりました。今は残念ながら白鵬のライバルとなる力士が見当たりません。横綱日馬富士も鶴竜もパッとしません。遠藤も逸ノ城も負け越し、大関豪栄道は千秋楽でかろうじでカド番を脱出するほど。稀勢の里は…期待すると負けるので触れません。

しかし次は春、大阪場所です。やはり大阪出身の豪栄道、勢の2人には否が応でも期待が高まります。そして2人以外にも、そろそろ日本出身の力士が優勝して欲しい。白鵬の優勝記録更新を止めるのは誰か。早くも2ヶ月先の春場所が楽しみです。

9番の常盤山親方(元隆三杉)と10番の三保ヶ関親方(元増位山)はプロ級の歌声!



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