仮面ライダーロケ地研究家と会う② | 湘南雑筆堂~本と美味いもん日記~

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湘南(?)に暮らし30年近く経ちます。30年も住んでいると、いろんな発見をするもんです。 
 そんなちょっとした湘南の発見を自分の読んだ本に絡めて皆様にお伝えできればなと思います。
 

駅の改札で仮面ライダーロケ地研究家・藤平さん

待ち合わせして向かったのは、

近くの居酒屋。


お酒はあまり強くないと言う藤平さん、

嫌な顔をせずにおっさんに付き合ってくれました。


藤平さんは

小学校4年生のときに観た

仮面ライダーBLACK VOL.1
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をきっかけに

仮面ライダーにのめり込んで行き、

やがて初期の仮面ライダーにも傾倒。

ビデオで過去のライダーシリーズをすべて観て、

ロケ地の検証を行ったそうです。


藤平さんは三浦出身

この三浦半島は仮面ライダーのロケ地として

重要な場所である、と熱く語ります。


「都心からおよそ1時間たらずであり、

そのアクセスのよさに加え

何箇所も海岸があるため、

場所の選択や変化もつけやすい。



   盗人狩(三浦市) 



  城ヶ島 馬の背洞門(三浦市)

また、戦中の建築物が数多く残存する三浦半島は

映像の中に「非日常」感を生み出し、



     浦賀ドッグ(横須賀市)






      猿島(横須賀市)

仮面ライダーのストーリーにピタリとはまり、

数々の名シーンを彩ってきたんです。」


藤平さんは中学1年生の頃から

三浦をはじめとしたロケ地を巡りを始めたそうです。

当時は、手探りの状態で

ライダー関係の本を読み漁って、

そこにでてくる地名を手がかりに

実際に現地に赴き、ロケ地を探していたそうです。

時には何の成果もなく、帰ってくることも・・・。


そんな、状況に転機をもたらしたのが

ケイブン社の「全怪獣怪人」下巻

を手に入れてから、

この本の巻末に掲載されている

「仮面ライダーロケ地探訪」で

ロケ地の現在を効率よく探すことができたとのこと。


さらに、仮面ライダーロケ地研究家として

バイブル的な存在の本と出会う。

「仮面ライダー大図鑑5」(バンダイ)


ロケ地の数、的確な検証と解説、

そして所在地までも掲載してある親切さ。

残念ながら絶版しているそうで

仮面ライダーファンなら古本屋などで

探してみては?

藤平さんオススメの一冊です。


藤平さんご自身も、

今までの地道な研究を

甦れ!仮面ライダー黄金時代1号2号V3!!―あの熱き変身ブームの軌跡/Bad Taste
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で発揮しています。

上記の著者と三浦半島のロケ地案内を行い、

巻末の協力者として名前が記載されてあります。


仮面ライダーと真摯にむき合ってきた藤平さんの夢は

地元に仮面ライダーのギャラリーを開きたいということ。

権利関係のことなどもあり、

なかなか一筋縄ではいかないようですが、

ぜひ、実現させてほしいですね。



いろいろとお話を聞いている中で、

藤平さんが仮面ライダーの師匠として

崇めているかたの存在を教えていただきました。


それが、こちら・・・。




そのまんま、仮面ライダーなんですが・・・

その師匠様のことは、また、後日。


                 つづく



※猿島以外の写真はすべて、藤平氏よりお借りしている写真です。