熊本地震発生から10日間が過ぎた425日(月)から蕉夢苑デイサービスを再開しました。

 

デイルームには緊急避難をしている要介護高齢者が寝泊まりをし、夜勤を含めてデイサービスのスタッフが対応に当たっています。しかし、家族とともに宇城市指定避難所で生活を続けている人や車中泊を続けていて、10日間も入浴できない生活が続いている要介護高齢者がいるので、できる範囲でかまわないからとデイサービスを始めたのです。始めは10名程度の予定だったですが、すぐに120名くらいの方々が日帰りサービスを利用するようになりました。入浴を済ませ、みんなで食事をし、顔見知りの人たちと話をし、運動器機能訓練プログラムをこなしたりしながら、蕉夢苑にいる間は日常生活を取り戻したかのようです。

 

 

避難生活を余儀なくされている高齢者は一日も早い在宅復帰が望まれますが、まだ余震が続いています。なかなか思う通りにはなりませんが、蕉夢苑としても利用者の生活の安定、安全を維持・確保するための活動を続けています。地域に暮らす方々の生活の安定、安全の回復には、まだまだ予断を許さないところがありますが、できる範囲で頑張ろうと思っています。