全国老人福祉施設協議会主催の竹内孝仁先生の「介護力向上講習会」第5回目に出席した特別養護老人ホーム蕉夢苑TS介護副主任が提出した復命書の最後の部分を抜粋して記事にします。同じ内容の繰り返しのように思われる方がいらっしゃるかもしれませんが…。
里は秋の気配
5回目の講習会に参加させていただきましたが、2日間ほとんど認知症事例検討で進められました。「認知症のケアをするにあたり、その人の置かれている状況を認識し、理解し、行動を整理した上でタイプ判定する。専門職として思考し判断する癖をつけよ」竹内先生の言葉です。


意見交換を行なう上で、脱水による身体不調型が多かったように思えます。竹内先生は「水分を摂ってもらうことで、他の問題行動も改善されることがある」と話され、実際に水分量が不足していた施設の事例検討で、水分を多く摂っていただき週3回の外出で数名の方の問題行動が改善されたという結果がでていました。改めて水分の大切さを認識させられ、外出の機会を作っていかなければならないと思わされました。
すすきの穂
今回、3人の方の認知症タイプ判定を行い、ケアプランを作り、改善まで行なってくるという宿題が出されています。まず、この3人の方から認知症改善されるようにし、「介護は理論的に考えなければならない」と竹内先生が何度も言われた言葉を頭に入れ、専門職として現場に生かせるように努力していきたいと思います。