これぞ究極のデジタルステレオカメラだ。 | しょうさんの立体写真ブログ

これぞ究極のデジタルステレオカメラだ。

既に何度か進化の報告をしましたが、最終版です。結構これを話題にすると暫くアクセス数増えるので、結構多くの人が興味を持って見られているようです。

そんな訳でまたもステレオカメラの改造報告です。

紆余曲折しましたが、ステレオホルダーSH-1を使用した際は、今日説明するこのような方法が一番スッキリするかも知れません。

ホルダーに追加工することもなくスッキリまとまり、PCへの直接転送も可能だし、必要なときにSDMも使用可能になるしで良い方法だと思ってます。市販ではこんな都合の良いものは売っていませんし、需要があるわけではありませんからメーカーさんも作りません。

この方法は、USB端子の構造上、出っ張ったり、ステレオベースが縮まらなかったりする時にも有効です。自作でRigを作っている方にも良いと思いますよ。


1)アングルコネクターの作製

先に御紹介したUSB(ミニB・オス)をそのまま使います。作り方は前の報告を見て下さい。前の方法も良いとは思うのですが、USBのメスコネクターがカメラから尾っぽのように出るので不恰好でした。

http://ameblo.jp/shoublog/entry-10098718539.html

リード線は外します。

新たに足のある実装用のUSB(ミニB・メス)を用意します。基板への固定用の出っ張りがありますが、これを切り取ります。(秋月電子で5個200円)

オス-メス間の整合が取れるようにメス端子の足を整形/整合し半田付けします。

コードがないので、上手にやってVとGだけでなく通信線も繋いでおきましょう。

そのあと補強のため、5分間接着剤を塗布します。(2~3度塗り) 最初は毛管現象で接着剤がコネクター内部に入らないように、少しにした方が良いようです。

出来たら表面にかっこよくテープ巻きしましょう。


出来上がりは、こんな感じです。見た目も良いし、折り畳みにも支障がありません。ホルダーへの追加工もいりません。こうしておけばコードさえ繋げばデーターをPCに送れるし、SDMも必要なときに利用できます。



どうですか?一見手作り品とは思えません。やはりカメラは見た目も大事です。

ステレオホルダーは本当に小さいし、これだけで手持ち同期撮影が出来るので非常に便利です。しかし三脚使用時はセルフタイマー等を使用せざるを得ないため、同期は取れてもタイミングが取れません。この場合大抵は静止に近い被写体なので大きな問題にはならないのですが、やはり外部レリーズが欲しいのです。IXY自体も外部レリーズ機能はなく、そこにSDMの発表です。運が良いですよ。

これでどんな状況にも対応できるようになりました。私にとっては、理想的究極のステレオカメラです。

次は、IS(イメージ・スタビライザー)手振れ補正のため、25ISを導入しようかと思っていますが、SDMもどこまで対応して行くのか分からず、待ちの状態です。

また25ISを導入したら報告いたしましょう。