相変わらず保育園が足りない | 少子化対策を考えるブログ

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勉強しながら対策案を考えます。

今日はこんな記事です。
 
 
今年4月入所を目指した認可保育所の選考結果通知が全国で2月から本格化し、落選ラッシュで親たちが悲鳴を上げている。ソーシャルメディア上には「このままでは共倒れ」「ショック過ぎる」と悲痛な声が全国から寄せられている。昨年、認可保育所を落選した母親が「保育園落ちた。日本死ね!」とブログに書いて注目されて間もなく1年。親たちの声を集める動きは今年も始まっており、怒りは大きなうねりとなりそうだ。
 
保育園、足りていません。待機児童がいる自治体は保育園増設にかなり力を入れていると思いますが、全く追いついていません。
 
待機児童対策に成功している自治体からの経験則では、就学前児童数の半分を満たすと待機児童対策が出なくなると考えられているようです。
 
東京都を例にあげると、H28年4月時点での認可・認証保育所定員が約25万人、就学前児童人口が約64万人です(こちら)。あと7万人分不足していることになります。
 
都知事が交代して、補正予算が組まれましたが、「保育園定員を増やす計画は1万2000人だったが、これを5000人増やして1万7000人にする」ということでした。東京都の就学前人口は毎年数千人ずつ増えていることもあり、「焼け石に水」に近いでしょう。
 
全国で見ると、H28年4月の就学前児童人口が626万人、保育所定員が236万人です。77万人分足りません。
 
また、昨今の労働力不足や女性活躍社会の推進を考えると、いずれ「就学前児童数の半分」では足りなくなるものと思います。
 
各自治体が保育園増設にかなり努力していてもこの状態です。当分はこのまま未解決状態が続くものと思います。自治体の保育園増設が早いか、出生数が減ることで不足しなくなるのが早いか、という感じですかね。
 
 

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