若者の結婚観・子育て観等に関する調査を読む6 | 少子化対策を考えるブログ

少子化対策を考えるブログ

勉強しながら対策案を考えます。

若者の結婚観・子育て観等に関する調査を読んでいます。

 

今日は「5.中学生や高校生の時の「異性との関係」と結婚願望の関係」です。

 

中高生のときに異性をどう思っていたか・どう接していたかとの結婚願望との関係です。

 

・同性と異性では、話す内容を分ける

・異性関係は面倒なものだと思う

・異性にも自分の考えをはっきり伝えることができる

・どんな異性ともうまく話ができる

・異性であっても何でも遠慮なく言い合える

・異性にモテる

という設問があります。

 

統計処理がないので、ぱっと見の印象で書きます。

 

どの項目でも、「全く当てはまらない」と答えた人は、結婚願望が低い傾向にあるという点は共通で、また、「異性関係は面倒なものだと思う」の項目を除くと、他(とても当てはまる・やや当てはまる・あまり当てはまらない)の差は大きいです。「異性関係は面倒なものだと思う」の場合は、「とても当てはまる」と「全く当てはまらない」の層で結婚願望が低く、「やや当てはまる」「あまり当てはまらない」は高いというよくわからない傾向が出ています。

 

ただ、実際に結婚しているかどうか、というと、それほど差がありません。特に、中学生の場合は、「どんな異性ともうまく話ができる 」に「とても当てはまる」「やや当てはまる」人は、むしろ結婚している率が低いという結果です。

 

意外ですが、「小学生のときの活動」と比べると、結婚しているか・結婚願望・子育て願望との関連は低いように見えます。この結果を信じるなら、「中高生での異性との関係は、結婚や子育てと関係ないわけではないけど、関係性は低い」、ということになるでしょうか。

 

ただ、設問の作り方に問題があるような気がします。小学生のときの話は「どのような活動をしたか」であったのに対し、中高生のときの話は「どのように思ったか」であるように思います。設問を「どのような活動をしたか」(例えば、告白したことがあるか、とか)に変えればもっと違う傾向が出ていたんじゃないでしょうか。

 

 

 

ランキングに参加しています。応援よろしくお願いいたします。

人気ブログランキングへ