第15回出生動向基本調査を読む5 | 少子化対策を考えるブログ

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勉強しながら対策案を考えます。

国立社会保障・人口問題研究所第15回出生動向基本調査の概要版を読んでいます。

 

今日は、「第II部 夫婦調査の結果概要」に移りまして、「1.夫妻の結婚過程」です。

 

まずは、出会い年齢・初婚年齢・交際期間です。

 

過去5年間に結婚した初婚どうしの夫婦について、夫妻が初めて出会った時の平均年齢は、夫 26.3 歳、妻 24.8 歳で、この年齢は年々上昇しています。出会ってから結婚するまでの平均交際期間は 4.3 年で、これも年々長くなっています。

 

結果、平均初婚年齢は男性30.7歳と初めて30歳を超えました(2010年は29.8歳)。女性の平均初婚年齢も29.1歳と30歳が目前です(2010年は28.5歳)。

 

出会いのきっかけは、恋愛結婚が88.7%、見合い結婚が5.5%です。恋愛結婚の割合は調査開始の1935年が13.4%で、以来ずっと上昇し続けていたのですが、今回は、わずかながら初めて低下しました(2010年は88.0%)。同様に見合い結婚も初めて増加しました(2010年は5.3%)。

 

ここでいう「見合い結婚」とは、お見合いと結婚相談所を含みます。おそらく自治体の婚活もここに入るものと思います。若者が出会いのきっかけを失いつつあることはこの調査からも明らかで、「婚活」が重要な役割を担いつつあるのだと思います。

 

 

 

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