また子ども園に反対運動 | 少子化対策を考えるブログ

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勉強しながら対策案を考えます。

今日はこんなニュースです。

大規模こども園の建設に反対 母親たちが怒りの声を上げました。
大規模こども園計画に疑問、母親ら1万人超す署名 大阪

保育園建設への反対というと、騒音と交通事情が最たるもののようですが、全然違う理由で住民の大反対が起きている例です。

阪南市は7つの公立保育園・幼稚園を閉園し、600人超を収容するマンモス子ども園を作るという計画を立てています。

この計画に子供をもつ親が反対運動を起こしています。反対する理由として挙げられているのは以下のようです。
・保育園が1ヶ所に集められるので、家から遠くなる。
・600人もいると感染症の問題が不安。
・計画から実行までの時間が短い。

これに対し、市側の建設促進理由がいくつかあります。
・既存の7つの公立保育園・幼稚園はいずれも老朽化しており、耐震基準を満たしていない。
・市は耐震工事するための予算を確保できていない。
・新規建設の場合は、国から補助金が出るため、市の負担を減らすことができる。

うーん、客観的に見ると、市のほうが正しいと思うのですけどね。

反対の理由は理解できなくはないのですが、市の財政難を考えると仕方がないようにも思います。

それよりも、親たちは熊本の地震で建物が倒れたことを見て、既存の保育園の建物の心配をしていないのでしょうか。

住民はいったん計画をストップするように要求していますが、国の補助金を獲得するためには建設に時間的制約があるらしく、市は計画を止める気はないようです。

この問題、どうなるでしょうか。注視したいと思います。




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