分母がどんなに大きくても、1の行動は確実に世の中に影響を与える (宗道臣デー) | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

今日は、毎年5月におこなわる宗道臣デー(5月12日の開祖の命日に合わせ、社会活動を全国一斉に実施する日)を実施しました


今年は我孫子道院だけでなく、千葉沼南道院、船橋東道院、流山南道院、千葉土気道院と、5道院共催で行ったので大変にぎやかで、活気のある宗道臣デーとなりました


まず開祖忌法要(今年で33回忌)を執り行って、



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それから手賀大橋のたもとから、五本松公園までの遊歩道を、みんなで歩きながら、ゴミ拾い



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一見きれいな遊歩道ですが、よく見るとそれなりにゴミが落ちています

もう10年以上、毎年5月にこの活動を行ってきたからわかるのですが、

年々、ゴミが少なくなってきました

とくにタバコの吸い殻が減ってきています(喫煙者が少なくなったのかもしれませんが)

それだけ、市民のモラルが向上ということではないでしょうか


およそ2時間、距離にして約4.5kmの清掃活動だったので、地域全体あるいは手賀沼周辺に限定しても、クリーンになったのはごく一部といえるかもしれません


それでも今回は5道院合わせて、約40人が参加してくださったので、

仮に一人が10個のゴミを拾ったとして、400個のゴミを拾い集めることができたわけです


手賀沼の周囲に一体いくつのゴミがあるかはわかりませんが、もし大小10万個のゴミがこのエリアにあったとすると、我々が拾い集めた400個のゴミは、そのうち0.4%にしか過ぎません……


「1%未満なんて、やってもやらなくても大して変わらないじゃないか」と嫌味を言う人もいるかもしれませんが、大して変わらないだけで、いくらかは変わるわけです


そのちょっとの差こそ肝要だというのが、開祖の教えなんだと思います


分母がたとえどんなに大きくても、ゴミが400個減ったというこの事実

街は確実にその400個のゴミの分だけきれいになったわけですから、分母の大小は関係ありません


100の理屈より、1の行動を重んじること

それが理想境建設への道筋なんだと、肝に銘じておきましょう





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遊歩道の清掃活動のあとは、皆さんお待ちかねのバーベキュー大会

今年はたっぷりお肉を用意していたので、食べごたえがあったはず!?


「半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを」というのが、開祖が掲げた少林寺拳法のスローガンですので、ゴミ拾いで「半ばは他人の幸せを」を実践したあとは、バーベキューで「自己の幸せ」も、というわけです


今年は天気に恵まれ、いい宗道臣デーになりました


参加した拳士の皆さんと、ご協力いただいた保護者の方々のご協力のおかげで、準備も後片付けもスムーズに行えたことを感謝し、この場をお借りして御礼申し上げます


差し入れ等もありがとうございました!!


各種行事は義務ではなく、「楽しいから参加したい」と思えるようにしていきたいので、今後ともご支援、ご協力のほど、よろしくお願いいたします


本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105』