週末は、毎年恒例の冬季自主トレキャンプがあり、長野県の野沢温泉村にいってきました
今年は稀に見る大雪で、道路の除雪が追いつかないところもありましたが、10年来定宿にしている某ホテルや温泉、そしてゲレンデは例年どおり快適そのもの
北は岩手県、西は兵庫県の明石から13名のメンバーが無事集結し、今年も実のあるトレーニングができました
ところで、このキャンプ中にも法縁のありがたさを感じる出会いがありました
野沢温泉スキー場には、日影ゴンドラと長坂ゴンドラの二本のゴンドラがあるのだが、普段ワタシは日影ゴンドラばかりを利用している
なのに、なぜだか気が向いて、珍しく一回だけ長坂ゴンドラに乗ってみたところ、途中の中継駅(?)で、ご年配のスキーヤーが一人だけ我々のゴンドラに乗ってこられた
ふとしたきっかけで話しかけてみると、その翁はなんと徳島県からいらしたとのこと!
それで、「ワタシも、四国には年に数回出かけています」というと、
「どこに?」「どんな用事で?」
「少林寺拳法の本山に帰山するためです」
「それなら、天羽を知っているか?」とおっしゃられるではないか
徳島県で、天羽といえば、開祖の直弟子のお一人、阿南道院の故 天羽幸敏先生しか思い浮かばない
ひょっとして……と恐る恐る訊ねてみると、
その方は少林寺拳法の拳士ではなかったが、戦時中から天羽先生がお亡くなりになるまで無二の親友だったとのこと
ワタシも天羽先生には、千葉の武専で1~2度ご指導を受けたことがあるだけだが、まさか野沢温泉のゴンドラの中で、天羽先生にゆかりのある人にお会いすることができるとは!
こうした奇縁も、こちらが話しかけなければ、どこのどなたか知らないまま、お別れしていたわけなので、やはりささやかな出会いも大切にしなければ、という思いを強くした
ちなみに話しかけたきっかけは、その翁がもっていたスキーの板が、一緒にいたワタシの仲間の新しいスキーの板と同銘柄(色違い)で、それがレンタルの板には見えなかったから
てっきり、地元のベテランスキーヤーだと思って、話しかけたら、じつは遠方から来ていると
ワタシのツレも岩手から来ていたので、「僕の方が遠いと思いますけど」「どこ?」「岩手です」「なら、ワシの方が遠いなあ。だって四国の徳島から来たのだから」というやり取りがあって……
10分に満たない短時間の出会いであったが、すごく印象に残る翁でした
うっかり、名前を聞きしそこなってしまったが、
天羽先生の同級生となると、おそらく84~85歳のはず
それなのにかくしゃくとされていて、ゴンドラを降りると、お一人で上級者コースの方へ滑っていかれた……
いつまでもお元気で! そして素敵な時間をありがとうございました
大雪の野沢温泉
翁は上級者コースの「スカイライン」へ 我々はこちらのコースへ……
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105』