はじめまして、今回は動物班2年のジョニーがお送りします
去るGWに八丈島へ遠征(キャンプ)に行きました
他のメンバーはフカイモン、しぐれ、加藤(仮名)です
夜10時、東京は竹芝桟橋から出航し八丈島を目指します
↑船内(二等和室)はこんな感じ
翌朝9時、到着してまずは肩慣らしにキャンプ場への道で岩を裏返します
岩の下には……
ブラーミニメクラヘビが!
……そこは生き物の宝石箱でした。
キャンプ場でテントをたて、レンタルサイクルを借りていざ出発です!
明るい時間帯には、今回の目標の一つが見つかります
八丈島・三宅島の固有亜種で、本州でみられるカラスアゲハよりも煌びやかです
昼に美味しいカレーを食べていると何かが歩いてきました
チリグモは日本中に生息している屋内性のクモですが、八丈島にはその亜種であるハチジョウチリグモの記録があるそうです(ただし要調査)
昼食後、八丈三原山を登っていきます。
そこでは様々な野鳥が見られました(八丈島遠征鳥編参照)
山から降りて日が落ちた頃、ヤツらが飛び始めます
本州とは違い八丈島にはオオミズアオがおらず、オナガミズアオしかいないといわれています
足元には
八丈島には防風林が多数植えてあり、その付近には造網性のクモが多くみられます
サツマノミダマシ Neoscona scylloides
サツマ(ハゼ)の実に似ています。腹のわきが黒いものはワキグロサツマノミダマシです
シロゴミグモ Cyclosa alba でしょうか
小型(4mm)のゴミグモで、記録は西表島から伊豆諸島まで転々としています
アオオニグモ Araneus pentagrammicus です
美麗なクモで『クモハンドブック』(文一総合出版)の表紙を飾っています
それほどまでに有名な種ですが八丈島で初めて記録されたのは2005年の5月1日で、離島のクモ相調査にいまだ伸びしろがあることを示しています
2泊4日の八丈島遠征でみられた動植物はたいへん多く、ブログ内では紹介しきれませんが
何度も通いたくなるほどのあふれる魅力を少しでも伝えられたら幸いです