幻の蛇シロマダラ! | 明治大学 植物保護研究部のブログ

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明治大学理科部連合会に所属する「植物保護研究部」
通称『植保』のブログです。
植物をはじめとした生物全般および鉱物に関する記事を書いています。

どうも、392です。半年ぶりの更新です。


両生類爬虫類が冬眠から目覚め、トカゲの足音、カエルの鳴き声が聞こえるようになりました。


そうなれば、それを狙うヘビが現れ、そのヘビを狙う392も冬眠から目覚めるわけでして…


というわけで、392は八王子にヘビを探しに行きました。



ヘビの探し方はとってもシンプル。林道や田んぼの畦道のような環境の境目をひたすら歩くだけ。


しかし、そのシンプルさゆえに知識や観察眼だけではなくの要素が重要であるのだ…




探し始めて一時間、道路に白黒の紐の様な何かを見つけた。


大きさからしてヒバカリか?いや、この模様はまさか…





シロマダラ

シロマダラだ!しかしよく見ると車に轢かれたのかすでに息は無かった…


しかし、死体であろうとなんだろうとシロマダラを見れた喜びにより392のテンションは最高潮であった。


シロマダラは本州で一番珍しいヘビと言っても過言ではなく、九州から北海道までの沖縄を除くほぼ全ての地域に分布しているが、生息密度が低いからか目撃情報が非常に少なく、見つかるとちょっとしたニュースになったりする。


そんなシロマダラを死体であるとはいえ見ることができた392。

気分も高揚し勇み足で林に入って行こうとするも、謎の哺乳類?の鳴き声に怯えてUターンする。


怖いしおなかすいたし帰ろうかな…


ん?


んん!






またシロマダラ!しかも生きてる!


一晩で二匹目ともなると、これはもはや偶然ではなく必然運命の出会いである。


おそらく、こんな素晴らしい夜は二度と味わうことができないだろう…


もちろん運命の相手をみすみす逃すようなことはせず、部室にお持ち帰りして飼育中である。






シロマダラの餌にはヤモリやトカゲを与えており、なかなか大きいサイズでも食べてくれます。


この子のチャームポイントはくりくりのおめめと、何とも形容しがたい小さめのヘビ特有のプリプリ?モチモチ?の肌触りである。

まだ触ろうとすると威嚇態勢をとられるが、慣れてくればサキシママダラのように絡みついてくれるだろう。

待ち遠しい限りである…



両爬好きにとっては憧れのヘビであるシロマダラ、彼(or彼女)に出会えた自分はなんと運の良い男なのでしょう…(普段の行いのおかげかな?)


それでは失礼します。