この珠・・・・・なんの珠
澄み切った青空に 向かって すくすくと
里山のなかに ひときわ目立つ珠
竹細工の職人 吉田 平さんの工房です
絵に描いたような里山の光景のどか~
畑を耕しているのは、吉田さんの奥様です
吉田さんの工房の前は、エシャレット畑です
見て 味わって
エシャレットはラッキョウを軟白栽培したもの
茎の上部まで柔らかく、おいしく召し上がれ
そのまま味噌をつけてサクッと食べるのが
最高シャキシャキでうまいぞ
独特の香りの成分には、抗菌作用がある
行方はエシャレット
産出額日本一
茨城県銘柄産地指定
「茨城県銘柄産地」とは、食の安全・安心を基本に、消費者ニーズに対応した生産・出荷に取り組み、品質などが高く評価された産地を県が指定する制度です
なめがたの鯉のぼり
鯉のぼりに珠が付いている
端午の節句を彩る行方の鯉のぼり
これは、日本国内でも めずらしい
竹細工の職人 吉田 平さん
〒311-3514
茨城県行方市西蓮寺1318-2
TEL 0299-56-0902
■竹細工職人が丹精を込めて創り上げる技と文化■
4月に入り端午の節句を祝う鯉のぼりがあちこちで上がっています
その鯉のぼりの幟の頂点部分を見ると風車や竹でできた大きな篭のような飾りが目に入ります
この竹の篭状の飾りを
「鯉のぼりの珠(たま)」と呼び
竹細工の職人が製作しています。
茨城県内では、水戸や大子にも2~3人いるようですが、行方市在住の吉田平さんもその数少ない技術保有者の一人です
14歳から竹細工を学び農家や家庭で使用する篭や道具を製作してきました
その技術が認められ鹿行文化賞も受賞しています
珠の大きさは、大玉が直径約70cmで36本の竹籤で編まれています
髭状に外へ伸びる小玉は約2m30cm手部分に約10cmの玉が付けられ12本付けられています
強風にも耐えられるよう補強もされ、海沿いでの設置も考慮し取り付け金具には銅製品を使用しています
お祝い事には偶数を忌み嫌う日本人であることも考慮し、小玉がもうひとつ大玉の上にも載せられ13個付けられています
因みに鯉のぼり用の棹丈は、7間5尺3寸の七五三の奇数となっています
そのほかにも、いろいろな竹篭を作っています
竹は湿気を嫌うので、管理が大変です
これは、鳥の軍鶏かごの上の部分ですよ
行方の竹細工の匠
この道ひとすじ60年
子供達の健やかな成長を願って、心をこめて作っています