【京都サミット2016】⑤地下の世界征服計画と黙して語らぬ解毒作用
暁に白めく彼の岸。
涅槃の土産は六文銭。
吐いたら少し楽になった。
死にそうだったのに不思議なものだ。
もう今世では、酒に強くなることは諦めようかと思っている(笑)
恒例なら、ナンパごっこの後カラオケだが、そんな気力はすっかり抜け落ちていたので、行くあてもなく閣下の背を追った。
ネットカフェに潜伏することに。
メディアカフェポパイ 三条河原町店。
裏にはカトリック河原町教会が。
変なポーズをする閣下。
すでに晩の2時半。
安息の地は、地下にあるようだ。
私はぐったりしながら、注文した内容に耳を傾けるぐらいしかできなかった。
2人組の席まで案内された。
私は涅槃へと入った(笑)
寝ると口が開く癖は、どんなに気をつけても治らないので、骨格の問題なのだろう^_^;
6時半、マウスクリックの音で目が醒めた。
閣下がパソコンで業務にあたられている。
どうやら、自身のブログにいいね!をくれた人のブログを読んで、返礼としていいね!をつけ返す作業をなされているようだ。
しかも、一つの記事で百を超えているので、閣下お得意の速読で対応していた。
将軍「速読ですか?」
閣下「…瞑想ですね 笑」
後ろから不意打ちで声をかける私と、極めて淡々と作業をされる閣下。
私はいちいち、いいね!返しはしないので、やはり人気ブロガーは違うなと思った。
閣下がお茶を淹れてくだすった。
酔い覚ましのため、他にも色々なドリンクを頂戴していた。
閣下のネットでの業務を公開しよう。
■ブログ
・記事執筆、編集、確認、投稿
・読者ブログの閲覧、コメント
・いいね!返し、記事の閲覧
・コメントの確認、承認、返信
・アクセス数の確認、統計
■アフィリエイト
・報酬振り込みの確認
・新規登録
・ブログに広告を投稿
■ネットショップ(超人クラブ)
・サイトの運営
・商品登録
・問い合わせの確認、対応
・価格交渉
■メール
・新着の確認、閲覧、整理
・各種問い合わせへの対応、返信
・質問、相談への対応、案内、返信
・商品購入、検討、発送の打ち合わせ
などなど、その他に多種多様な雑務があり、これはあくまで私から見えた業務内容だ。
閣下の仕事はひたすら終わりのない事務。
いわば、一つの会社の業務をすべて一人で当たっているようなものだ。
しかも、すべて丁寧に対応される。
閣下の仕事を一般的な職業名でいい表せば、自営業、ブロガー、会社経営者、販売業者、アフィリエイター、カウンセラーだろうか。
少なくとも無職ではなさそうだ。
多忙のあまり、Yahoo!メールも対応しきれず未読が何百件も溜まっていた。
日経新聞を読むフリをする閣下(笑)
パンツ一丁でうろつくオッサン(笑)
閣下に「あのオッサン撮ってください 笑」と言われたので、そうしただけである(笑)
実は祇園祭の数日前に、閣下に依頼されて、このようなバナー画像を製作した。
これは「ロゴストロン」というスピリアルな言霊グッズで、それを取り扱っている閣下の販売店(超人クラブ)のバナーである。
↑公式の広告は、いかにも怪しかったので、オカルト色を一切排除し、海外ブランド風のデザインに挑んでみた。
だが、バナーなので画像だけでは無意味で、画像自体をリンクにする必要があった。
閣下はバナーにする方法を知らないらしく、私がやり方を調べて、HTMLで編集した。
実はこのブログの記事も、最終的にHTMLで書いてアップしているので、タグの扱いには慣れているので難しくはなかった。
未経験者にとっては、なんのことかサッパリだとは思うが、要するに文字や記号を使ってブログを書く方法のことである。
さてと、再びこの画像をクリック(タップ)してみてほしい。
無事、バナーで超人クラブが開けた。
めでたしめでたしだが閣下はパソコン事務が仕事なのに、デジタルがとても苦手らしく、私のサポートに感心しておられた。
閣下「SEですね。職業訓練校に行ったわけでもないのに、なんでできるんですか?」
将軍「直感でわかるんです 笑」
閣下「直感って 笑」
SE(システムエンジニア)の人らは、もっとエゲツないことしてますって(笑)
閣下「僕なんて半年間も職業訓練校に行ったのに、何ひとつ理解してないですからね 笑」
将軍「調べればわかりますよ 笑」
閣下「パイオニアの領域ですね 笑」
私はWindows 95の販売年に生まれた生粋のデジタルネイティヴ世代なので、デジタルの発展と共に育ってきたようなものだ。
そのほか、閣下のスマホでAmebaのアプリとYahoo!メールのアプリをダウンロードして、業務の円滑化のサポートをさせて貰った。
色々とひと段落ついた。
これからどうやって生活していけばいいのか分からなかったので、閣下に相談してみた。
いつまでも実家の寄生虫にはなれない。
閣下「生活保護がいいですよ 笑」
スゴい発想だ(笑)
だがしかし、ベーシック・インカムのような社会保障制度は必須である。
閣下「医療予算の割合が40兆で、生活保護はたった3兆ですよ。ほとんど贅沢病だから、医療なんてそんないらんし、衣食住でまず住むところが大事なのに」
閣下「最低限生活できるように、国民全員に5万円をあげるべきなんですよ。本来、それが当たり前なんです」
閣下「1日10時間以上働いて、それでギリギリ生きていける状況なんて意味わからないですからね」
将軍「もし僕やったら〝俺なんのための生きてるんやろ…〟って思いますね」
私には多額の借金がある。
大学の奨学金である。
イマドキ大学なんてほとんど必須教育だし、本来なら学費も無償にして欲しいが、とても数百万円など払える額ではない。
閣下「大変ですね…」
将軍「僕は大きい代償を払って大学に通ってるんです」
閣下「なんていうところから借りてるんですか?」
将軍「たぶん〇〇社だった気がします(実際は日本学生支援機構)」
閣下「その会社が潰れたら返さなくていいんじゃないっすか? 笑」
確かに(笑)
借金など所詮はただに数字データである。
「借金を返すため」ということを起因として自分にムチ打って働いたり生きたりすれば、それはもはや資本主義の奴隷である。
いっそのこと、パパッとチャラにしてくれたほうが安心して働けるのになと思う。
やはり、資本主義の崩壊=世界征服の達成が必要不可欠のようである(笑)
閣下「デーモン小暮閣下によると、世界征服の定義は〝誰にも気づかれずに世界を意のままに動かす〟らしいんですよ 笑」
将軍「世の中には、世界制覇者がいっぱいいますね 笑」
自称:地球征服者の閣下
世界平和というと偽善なので、我々はあえて「世界征服」という言葉を使っている。
閣下の影響もあるが、私は昔から世界征服を生き甲斐するのは当然だと思っている。
だが、これはかなり特殊らしい。
ここで閣下が、本物研究所の佐野浩一社長の『幸感力』という著書の一節を紹介した。
しかし、しかし、別の観点から見つめると、子どもたちを含め、若い世代の人たちは素晴らしい価値観をもった存在へと大きく変化してきていることに気づきます。
新卒者採用試験でのこと。
「あなたの将来の夢は何ですか?」
「はい、世界平和です!」
「あなた自身のことですよ。」
「はい、私自身の夢がこれです。」
こういうやりとりが、実に数名の学生さんたちと行われました。
ビックリ仰天の出来事でした。
そんな学生さんたちのなかから採用を決めた二人は、興味深いことにいずれも「世界平和派」。
つまり、「エヴァ型人間」でした。
しかも、その彼らはいま、ほぼ即戦力として仕事をバリバリこなしてくれています。
これはなんの変哲もない意識だと思うので、私もエヴァ型人間なのだろうか。
近現代人が我欲を〝夢〟という言葉で正当化していただけで、昔の日本人とか幕末の志士とかは、無私な利他主義だったと思う。
考えたなら当然だが、戦争が起こっていれば個人の夢など叶えられるはずもない(笑)
近現代人は虫眼鏡で大地を見るかのごとく、大欲の中から、小さな我欲というものだけに固執している。
大欲とは、我欲すら内包してしまうほどに、スケールの大きなものである。
だから、自分の生活費とか借金とか、そんな些細ことに気を取られていたくはない。
将軍「世界征服するには、閣下を支えるのが一番かなって」
閣下「まずは淡路島にピラミッド建てる必要がありますね 笑」
将軍「兵庫県立淡路島公園を買収したら土地使えますよ 笑」
閣下「金があったら神戸山口組も買収できますよ 笑」
将軍「用心棒にしましょう 笑」
何の話をしているのか(笑)
ネットカフェから出て、地上に戻った。
でもまぁ「人生、何とかなる」と思わないとやってられない。
これは前からよく思うことだ。
閣下「何とかならないことなんてないし、これまでも絶対に何とかなって来ましたからね」
河原町通に人だかりができていた。
しかし、また悪酔いがぶり返して、あまりの気分の悪さに手が震えるほどになり、道端に座りこんで打ちひしがれていた。
二日酔いのようだ。
将軍「また気分悪くなってきました…」
閣下「マジっすか…? 人ごみの中で吐いてください 笑」
それはさすがにダメなので、ビル横の路肩でまたリバースした。
↑これは後で撮った再現写真。
閣下がフリスクをくれた。
ネットカフェで、酔い覚ましのために飲んだドリンク類がすべて吐き出されたが、やはり吐けばたちまち楽になるもんだ。
すると、いきなりビルの警備員のオッサンがキレ出してきた。
警備員「吐いたやろ!ワシが後始末しなアカンのじゃ!」
ビルの敷地内ちゃうし、路肩やねんから別にええやろと思うが、たいそうな立腹ぶりだ。
うがいをするために、トイレを探してビルのエスカレーターを上がったが、男子トイレは最上階の9階にしかなかった。
しかも、警備員はこの長いエスカレーターで私と閣下を延々と追いかけてきた。
倒れたフリでもして撒こうかとも思ったが、トイレで顔を洗っているうちに、面倒なので素直に謝ろうかという気になった。
トイレを出たが、なんとそこにあったのは、毒が抜けたような笑い顔になった、警備員のオッサンの姿であった。
将軍「スンマセン!」
警備員「ええよええよ!酔っ払いはしょっちゅうあるねん〜。若いんやから気いつけや〜」
と、まるで別の世界にでも来たかのように、打って変わって私を思慮してくれた(笑)
私は直感的に「あ!閣下にやられたな〜」とわかった(笑)
というのも、閣下は怒っている人でもすぐに笑顔にできるヒーリング能力、いや、もはや超能力をお持ちなのである。
閣下は警備員に「まだ20歳で酒に弱いから、許したって下さい」と言ってくれたらしい。
普通なら、言葉をかけたぐらいで人の機嫌は変わるはずもないが、それを実現してしまうのが閣下の解毒作用=癒しの力なのだ。
私はいつもその術中にあるので、閣下と居るときはリラックスしているが、これはもはや言葉にできない不思議な感覚である。
警備員のオッサンはバケツで水でも流して、後始末をしてくれるらしい。
私はペコペコと詫びと感謝の言葉を述べて、ビルのもとから去った。
閣下はいつものよう堂々とされている。
閣下はどんな人か?
それは言葉では説明し尽くせないし、実際に会ってみたら分かるとしか言いようがない。
なぜなら、言葉にしようとすればするほど、的外れになるからだ。
閣下ご自身も、己を語ることはない。
訊ねれば応えて下さるが、物静かな御仁ゆえ言葉はいつも一言だ。
そう、閣下は「黙して語らず」の人なのだ。
これは寡黙だというよりかは、言葉ではなく身をもって態度で示すということだろう。
いわば禅的メソッドであり、非言語で真理を体現しているのかもしれない。
心でミロクの世(理想郷・至福千年王国)を体現しているような人なので、是非とも面会してみたい人はお声かけ願いたい(笑)
帰路につくため、三条大橋を渡った。
弥生人顔と縄文人顔。
三条駅前にて、閣下の周りには変わった人が多くて、自分が普通に思えてくるほどであるという話をしていた。
閣下「僕も自分が一番、普通だと思ってます」
将軍「いやいや! 閣下が一番、不思議で変わってるでしょ! 笑。普通な要素ゼロですよ 笑」
閣下「ははは! 笑」
将軍「類は友を呼ぶですよ 笑」
閣下「みんなのほうが変わってますよ 笑」
将軍「みんな自分が一番、普通だと持ってるんですよね 笑」
閣下「自分が世界で唯一マトモ 笑」
将軍「自分以外はみんなキチガイ 笑」
閣下「そういう発想こそキチガイでしょ 笑」
みんなから見れば閣下は変人だが、閣下から見ればみんなが変だという話である(笑)
これはガチもんの変人にしかわからない感覚だと思う(笑)
閣下「帰ったら、明日テストですか?」
将軍「そうですね。今の僕の一番の仕事ですね」
閣下「テスト受ける前にちょっと酒飲んだらいいですよ 笑」
将軍「ゲロ吐かない程度にします 笑」
閣下「こっから難波ですよね。でも難波から家が遠いんですね。頑張って帰宅成功してください 笑」
将軍「わかりました。ありがとうございます! またお会いしましょう」
鬼将軍は地下へと帰っていった。
これで京都に来ていた。
京阪本線の車窓から。
思えば、私はただの閣下のファンか追っかけであるにも関わらず、ほとんど毎年のように拝謁が叶っているのは奇跡だ。
今まで7回もお会いしているが、それなりに互いに気があっているからだと思う。
それと閣下のご厚意だ。
悪酔い度でいえば、今までの京都サミットでいちばんヒドかった(笑)
2016年の京都サミットを一言でいうなれば、「デトックス」だったのかもしれない(笑)
暴れて発散、吐いて回復(笑)
最寄駅についた。
この翌日から大学のテストだった。
なので二日酔いなどしている場合ではない。
そこで、はちみつを買って丸飲みした。
実は二日酔いにいちばん効くのは、はちみつらしく、おかげで飲んで昼寝をしたところ、すっかり体調が回復していた。
無事にテストも万全の態勢で挑めたとさ。
めでたしめでたし。
閣下のブログのバナーも作ってみた(笑)
是非タップして、閣下のアクセス数のためにご協力ねがいたい(笑)
閣下のブログの京都サミットの記事
【閲覧注意】魔界フェスタ2016(出発編とニセ与太郎)
【重要】魔界フェスタ2016(1日目・ルシファー神殿参詣編と『日月神示』の警告)
魔界フェスタ2016(1日目・京都サミット「首脳猥談」&百鬼夜行編)
【重要】魔界フェスタ2016(2日目・世界大戦とノアの大洪水とイルミナティ京都支部)
【重要】魔界フェスタ2016(2日目・サタニック協会と裏天皇の秘密を暴く)