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私の配属先はラーチャブリー県ポータラーム群の中心地にある総合病院である。
(タイでは日本での市に相当するものが、群と訳されることが多い)
320床、すべての科が揃っている。
設立から50年以上経っており、歴史ある病院とのこと。

ポータラーム群は19のタンボンに分かれている。
タンボンというのは群をより細かく分けたもの、日本で言う町・地区みたいなもの。

ポータラーム病院はその19のタンボンの中の中核を担う病院である。
ラーチャブリー県には総合病院が4つある。
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ポータラーム群の地図。19に分かれている。

病院の作りは日本とそれほど変わらないが、やはり病室の様子を見ると
エアコンが付いていなかったり、車椅子・ベッドが壊れていたり、カーテンでの仕切りが少なかったりと、日本とは違う面もみられる。
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日本でもよく総合病院が混んでいることが話題にあがるが、
ここタイではその想像をはるかに越える混みようである。
朝から外来は人でごった返している。
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食堂は一般の人も入れる
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なぜか日用品も売っている(ある種の市場?)
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ここでは障害者の方も車椅子で売り子をしている(違法DVDも、アダルトDVDもある)。

特にタイ(というか東南アジア)らしいと感じるのは、患者一人に対して
家族が必ず誰か付き添っている。
(そしてその家族が病院のベッドで一緒に昼寝していることも)
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入り口には車椅子への移乗やストレッチャーに乗せて移動を手伝ってくれる専門の人もいる。
(日本ではほとんど場合看護師、介護士が行っている)
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ER
夜8時くらいに病院に行くこともあるのだが、夜も救急患者が多くきている。
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タイマッサージ科。
これはタイ特有であろう。
タイマッサージを受けられる場所がある。
PT室、OT室よりも立派。しかも土曜日まである。
(ここについて詳細はまた今度)
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火曜日の午後は、子供が生まれたばかりの人を対象にママ・パパ教室をやっている。
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朝8時半からは、外来の人を対象に体操が行われている。
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隣の棟には個室専門の棟もある。
(富裕層向け)
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地域の医療を担っていることから、週に2回は訪問看護・リハビリも行っている。
タイでは急性期のみしかないので、個室でなければ長くても2週間で自宅退院となる。
(平均すると1週間以内)
日本であれば、こんな状態で帰ることなんてないだろうなと思うが、
それでも家族の介護力が高いので、自宅に帰ることが可能なのである。

赴任して2ヶ月経つが、病院が大きいので全容を把握できていない。
今後少しずついろんな科に見学に行って、どんなことをしているのか知っていきたい。
(私が毎日行っているPT、OTのところについてはまた今度報告する)