返信 番外編34 | 将棋・序盤のStrategy ~ 矢倉 角換わり 横歩取り 相掛かり 中飛車 四間飛車 三間飛車 向かい飛車 相振り飛車 ~

将棋・序盤のStrategy ~ 矢倉 角換わり 横歩取り 相掛かり 中飛車 四間飛車 三間飛車 向かい飛車 相振り飛車 ~

オールラウンドプレイヤーを目指す序盤研究ブログです。最近は棋書 感想・レビューのコーナーで、棋書の評価付けもしています。

久しぶりに返信します。

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青字が頂いたコメントです。
「興味のある戦形は?」から

「角換わり」 : 村田先生の最新戦法本のp106の参考図、
押さえ込みに対して浮き飛車、また△7五角が残り後手がいいように思えます。
先手の攻撃形のvisonが見えません。

よく話題に上がるので、とうとう買いましたよ最新戦法マル秘定跡ファイル
ご指摘の図の先手は、玉を堅くして後手の攻めに反発する方針。
後手も玉形が弱いので、具体的な手順が無いと大変ですかね。
こういった質問は私が該当の本を持っていないといけないのでご注意を。

「相振り飛車」 : ノーマル三間 打倒穴熊!

相振り飛車は個人的にも楽しい戦形です。体系化が難しいけど。
三間飛車、特に後手番はホント大変だな、って思います。
私も検討しているんですが、ギリギリ成立するかどうか・・・
まぁ、ギリギリが楽しいという説もあるんですけどね。

「中飛車」 : 久保さんが負けるとなるとゴキゲンの時代は終わりなのでしょうか

戦法としては終わりでも無いでしょうけど、何かブレイクスルーが無いと辛い。
色々検討してみるんですけど、現状は安定して戦える雰囲気が無いですね。
私自身は研究はするものの、後手で中飛車を指す事は無くなりました。
もっとやりたい戦形がありますしね。

「三間飛車」 : 石田流プレイヤーです

石田流プレイヤーは楽しいだろうなぁ。
後手番で初手▲2六歩と突かれない限り、△3二飛戦法もあるし。
現状、私は石田流を指す事はあまり無いんですが、
もし振り飛車一本に絞るなら石田流を選びます。

「四間飛車」 : 飯島流引き角戦法の解説・検討をよろしくお願いします。

弱ったな、飯島本持ってないんですよね(苦笑)
あの作戦って、飯島先生自身もあまり指してないし、
相手が居飛車も指せる人だとやりづらいじゃないですか。
振り飛車党も、そういう時だけでも居飛車が指せた方がホントは良いんですよね。

「四間飛車」 : 先手角交換四間飛車で藤井さんがやっていた、
左銀をうごかさないままで2二角成から8八飛とする方法は成立するか気になります。

角交換四間飛車は手番が重要なので、先手なら成立するはず。詳細は不明ですが(笑)
角交換四間飛車側の研究をしていると色々大変なんで、
人情的に「手損して向かい飛車にするくらいは勘弁してよ」って感じです(苦笑)
後手で同じ事をやったらまずい気がします。

「角換わり」 : 一手損角換わりvs早繰り銀の最新型に興味あります。

一手損系は苦手なんですよ。他の戦形に比べても研究量が格段に少ないです。
ただ、最低限の定跡とプロの棋譜を眺めるくらいでも、先手持ってそこそこ戦えるので、
きっと後手側も大変なんだろうなぁ、と思ってます(適当な意見)
最近やってくる後手が少ない気もするんですが、ちゃんと勉強しないとダメだなぁ。

「中飛車」 : ゴキ中は生き残れてるのかどうか

ゴキゲン中飛車が苦しいのは、今に始まった事じゃないです。
居飛車が誘導したい局面になりやすいし、これまで何度も危機がありました。
大事な事は、戦法が生き残らなくても、プレイヤーは生き残らなくてはいけないという事。
振り飛車党の私が全部の戦形を調べるのは、つまりそういう事情です。

「相振り飛車」 : 向かい飛車の左玉について知りたいです。
普段は三間飛車側を持って指すのですが、手の作り方に困ることが多く、
実戦的には難しい勝負かと思われます。

いや、大変でしょうね。
私も自分では指さないというだけで、良い戦法だとは思います。
この戦法に関しては以前も提案があったので、いつか書きたいです。
なかなか辿り着かないんですけど・・・申し訳ない。

「中飛車」 : 豊島さんが美濃に囲ってからの△3二銀型で勝ちましたね

最近ゴキゲン中飛車を指さなくなっているので、
作戦的な優劣を言える状況にないんですけど、
豊島先生が指すなら、まだ見込みあるのかなぁ。
私はもう少し様子見という感じです。

「横歩取り」 : 45角相横を1000局指しました

見た事のある書き込みだなぁ。

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次に「あなたの棋力は?」のアンケートを。

「5級~7級」 : 中飛車左穴熊は低級者同士なら負けなしです

しっかりした定跡書も無いし、相手にするのは大変ですよね。
最近有段者でやる方がいないので、ホッとします。
形勢云々の問題では無く、指されると奇襲を食らった気分になるんです(苦笑)
精神的にゆさぶる意味では良い作戦と言えなくもないか(笑)

「二段」 : ぎりぎり2段にしがみついています r2000ははるか上空

しがみついてる内に力が付いていくものだと思いますけどね。
私も強い人に食らいつくつもりで、いつの間にか力を付けていました。
「何で勝てないのか」「何が足らないのか」をきちんと考えていれば、
2000は到達できない数字ではないはずです。

「二段」 : 飯島流引き角が得意戦法です。

飯島流引き角の形になるのなら、有力なのかなぁと思います。
私は古い人間なので、「角は中央へ向かって使うものだろう」って感覚が働いて、
イマイチ使いこなせません。頭堅いですね。
居飛車党の人でも使いこなせる人は一部だと思います。頑張って下さい。

「六段」 : 横歩8五飛が大好きです。

△8五飛は楽しいですね。それに優秀だと思います。
「不利な時は戦線拡大」なんだから、△8五飛で暴れるのも1つの手ですよね。
私も結構指すんですけど、まだ感覚レベルで理解していないなぁ。
それとも感覚で指すものじゃないのか。この辺を調整中です。

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コメントありがとうございます。

更新の手が止まってしまったんですが、
発表に耐える記事を書くにはテンションを上げていかないといけなくて、
なかなか踏ん切りが付かないという事情があります。
(今現在の自分の決定版を出すつもりで書く記事なんかは特に)

全部の戦形について考えるって凄く難しくて、
手順だけでは無く、その戦法の性格が分からないと「理解」とは言えないと思うんです。
この「性格が分かる」っていうのが本当に厄介で、
これまでの記事でも、妥協や挫折の上で発表した研究も結構あります。
あー自分ダメだなぁ・・・と思いながら書いてますね。

それぞれの戦法の性格をとらえて、自由に指せる日は来るのか・・・
来ないような気がしますが、少し粘ってみます(苦笑)
もうちょっとだけ将棋を分かりたいんだよなぁ。。。

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