将棋・序盤のStrategy ~ 矢倉 角換わり 横歩取り 相掛かり 中飛車 四間飛車 三間飛車 向かい飛車 相振り飛車 ~

オールラウンドプレイヤーを目指す序盤研究ブログです。最近は棋書 感想・レビューのコーナーで、棋書の評価付けもしています。

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具体的なテーマをお持ちで、質問・討論してみたい方はコチラ

~検討予定表~
戦法\項目 注目棋譜 研究課題

矢倉

2015-12-03佐藤康-阿部健戦
2015-12-03橋本-木村戦
2015-12-17渡辺明-郷田戦
2015-12-22渡辺明-行方戦

脇システム
加藤流
△4五歩
続・森下システム

角換わり

2015-12-17深浦-佐藤天戦
2015-12-18西尾-三枚堂戦

同形腰掛銀周辺
△4二金型
9筋の端歩を巡る攻防

横歩取り

佐藤天先生の棋譜検討
2015-11-06行方-深浦戦
2015-12-03広瀬-佐藤天戦
2015-12-17藤森-及川戦
2015-12-17阿久津-山崎戦

最新定跡の研究

相掛かり

5年前~最新を再検討

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向かい飛車


角道オープン向かい飛車

三間飛車

中田先生の対居飛穴棋譜
戸辺先生の石田流棋譜

コーヤン流の今
石田流周辺

四間飛車

藤井先生の角交換棋譜
広瀬先生の穴熊棋譜
2015-12-08屋敷-久保戦

四間飛車穴熊
角交換四間飛車の基礎

中飛車

久保・菅井・戸辺先生のゴキゲン棋譜
2015-12-15羽生-久保戦

超速最新形
一直線穴熊

相振り飛車

2015-12-03谷川-丸山戦

石田流対△1四歩

旬の棋譜はその都度検討して行きます。

※お気付きの方も多いと思いますが、
 コメント返信、遅延しています。
 記事執筆に注力しているため、返信はまとめて行います。


テーマ:
いやー、もう全然更新してないね。

更新しなくなった理由は、主に忙しいからだけど、
他にも要因が色々あって・・・

1.棋譜でーたべーすが見れない

一括で動く棋譜が見れるサイトはなかなか無いので重宝してますが、
ここ最近アクセスする事が出来なくなってて、自分も最近の事情に疎くなってます。

プロの棋譜を公開研究する無謀なブロガーは私以外あまり見かけませんが(笑)
それでも、将棋ブロガーにはなかなかの影響が出ているようです。
私も中田宏-斎藤戦を書いてる最中にアクセス不可になりました。
まー、ネットを探せば棋譜は落ちてるんだけど。

2.将棋研究ブログが増えた

強い将棋ソフトが手軽に使えるようになった事もあってか、
有益な将棋研究ブログが増えたと感じています。

最近見た中では、角換わり左美濃を研究するブログ さんや、
将棋はソフト指しでおk さんの研究量は凄いと思います。

・・・という時代の流れの中で、
有力な手法が見つかれば誰かがブログを書いてくれるので、
自分がブログを書く動機が無くなった面はあります。
最近は完全に読者側ですね、えぇ。

私がブログを開始したのは2010年(多分)で、
その頃は「ソフトもまだまだだなぁ」というのが率直な意見でした。
それから6年でこういった状況になった訳ですから、
新時代に先駆けてブログを書く事が出来たのは幸運だったと思います。


・・・と書くと、ブログ閉鎖か?と思われてしまうかもしれないですが、
あくまでも、ブログを書いていない主な理由は忙しいからなので、
書きたい事と書ける時間があれば細々とやっていきたいとは思ってます。

しかし、現状将棋に割いている時間は、
将棋ウォーズでちょこちょこ指す程度なんですが。
将棋から離れると、まず早指しで手が見えなくなりますね・・・
やはり、継続した努力に優る上達法は無いですわ。


さて、返信に行きます~。
半閉鎖状態のブログに多くのコメントが来ていて嬉しいです。

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青字が頂いたコメントです。
「興味のある戦形は?」から。

四間飛車:先手四間飛車穴熊の現状について

あまり良いとも思えないけど、
戦法の存続に関わる変化に踏み込んでくる人は少ないかも。
・・・と思うのは、努力できる環境に居ないからだけど。

横歩取り:8四飛・7二銀型。まだ解説書も少なく、理解するのが難しいです。

横歩取りは、ずっと指せる環境が無いとつらい・・・

四間飛車:都成四段のデビュー戦(類型:青嶋-石井戦)。
居飛車が手を作って勝ってしまうのでしょうか。


棋譜でーたべーすが無いので分からないですけど、
青嶋-石井という事は居飛車穴熊の将棋かな?
振り飛車側も指せていて欲しいけど、勝つのは大変という戦形という認識です。

相掛かり:ストラテジーさんはどうやって類似する局面を検索しているのですか?

記憶と根性(笑)記事公開後に類例を指摘される事もありますよ。

横歩取り:長くRが停滞していると、
自分の毎日やっている稽古(笑)って意味あるのかな...とつい思ってしまいます。 
参考までにStrategyさんの全盛のころの練習メニューなどありましたら教えてください。


ブログは、研究が記録されていく事で、進歩している実感が湧くのが良かったです。
成長する方法より、成長を確認する方が効果がある場合もあるのでは。
努力に意味があったのか、自分が歩いてきた道にヒントがある時もありますよ。
・・・みたいな事を偉そうに言うから「あなたはプロですか?」って言われるんだよな(笑)

三間飛車:三間飛車、特にノーマル三間飛車にはまだまだ可能性が眠ってると思うのですよ

私も最近は三間飛車党です。
と言うより、勉強していない時は振り飛車に頼る性質がありまして・・・

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次に、「あなたの好きな駒は?」を見ていきます。

王将・玉将:てんしゅかく美濃囲いの王様がかっこいいです!

体を張って屋根を支えている感じね。

王将・玉将:受けるのが好きな自分にとって、なにより重要な駒なので

顔面受けが好き?

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同じテーマ 「Ameblo」 の記事

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佐藤天彦新名人誕生、なんてニュースが飛び込んできては、
研究したい気持ちがウズウズと湧いてくるのだけど、
毎日更新していた時期とは事情が変わっている。

生活の変化について分かりやすい数値を出すと、
毎日更新していた時期に比べ7キロ減、というところですか。
また断食でもして、10キロくらい減らしてやろうかと思います。

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青字が頂いたコメントです。
「興味のある戦形は?」から。

矢倉:相矢倉の加藤流で18飛とする形(ソフトが最初に指した?)についてお願いします

渡辺-森内戦 については書きました。

相振り飛車:先手向かい飛車vs後手三間って今どうなってますか? 
どっち持っても(棋風的にも)自信ないです


後手美濃なら先手持ち、後手穴熊なら後手持ち。
研究というよりは、印象値というところですが。

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角換わりの最先端や、ソフト由来の新手法。
佐藤天新名人にちなんで横歩取りも面白いし、
振り飛車もなかなか捨てがたい。

そんな風に、想いだけを馳せながら、
研究出来ない日々を暮らしています。

・・・まぁ、隙あらば更新したいです。
研究はやっぱり、好きなので。

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色んな物議を醸した橋本先生のツイートですが、
自分は単純に「どうなると将棋じゃなくなるのか」という事を思いました。

例えば、自分は将棋ウォーズで対局している時、
「将棋に似たゲームで遊んでいる」という感覚があります。
棋神に代指ししてもらえるのでね。

何で棋神に代指ししてもらうと将棋じゃなくなるのかと言えば、
将棋の原則として助言がアウトだからなんだけど、
それと同時に、自分で知恵を出さなくなるから、という事があって、
極論、「棋神」ボタンを押すだけのゲームになっちゃうから、
「将棋に似たゲーム」という判断を下しています。
(将棋ウォーズを否定している訳ではないです。そういうのも楽しいよね)

さて、橋本先生の仰る「将棋に似たゲーム」は、
一体何が将棋と違うのか、という事なんだけど・・・

例えば、海や天候の様子から魚の居場所を突き止めて「釣り」をしていたところ、
最新の魚群探知機で群れを発見し、大きな網で一網打尽にするグループが参上。
どちらの方が沢山魚が獲れるか、と言えば後者ですけど、
それを「釣り」と呼ぶか?と言えば、どうでしょう?

もう一つの問題は、
最新の魚群探知機で魚を獲り続けたら絶滅しないか?という事。
いや、魚なら育てる事が出来るけど、将棋は有限のゲームじゃないですか。
無限に等しいとは言っても、序盤の有効手だけに絞ったらどうなるかな?
となれば、「釣り」をする人には、楽しみがどんどん無くなるので、
「共存共栄?出来っこないだろ!」となってもおかしくはないかと。

・・・という風に、橋本先生のツイートを勝手に解釈したんだけど、
合ってるかどうかは全く分かりません。完全に私見です。

ちなみに私は、将棋には真理を追究する楽しみもあるので、
ソフトの指す将棋を見れば素直に「凄い」と思いますし、
将棋ソフトが人間の知恵の結晶である事も疑いは無いと思います。
ソフトの示す見解が、将棋の技術向上に繋がるのも確実でしょう。

ただ、「釣り」が出来るだけの魚が残ってくれれば良いけれど。
ソフトが知恵の結晶でも、使う側にはあまり知恵が要らないからなぁ。

「知恵のいらない、ソフトの示す手を覚える暗記ゲーム」になっても、
将棋は将棋のままでいられるのでしょうか?

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【棋譜でーたべーす】
第64期王座戦挑戦者決定トーナメント 佐藤天彦-佐藤和俊

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先手:佐藤天彦
後手:佐藤和俊

▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲7六歩 △4四歩
▲6八玉 △4二飛 ▲7八玉 △9四歩 ▲4八銀 △7二銀
▲5六歩 △3二銀 ▲5七銀 △5二金左 ▲5八金右 △6四歩
(下図)

△藤井システム。

上図以下
▲3六歩 △6二玉 ▲5五角(下図)

参考記事:四間飛車 後手藤井システム△9四歩△3二銀型 対 先手右銀急戦

▲5五角と出ないで急戦する形も有力だけど、
そちらは藤井先生がよく勝ってますね。

上図は気になっていた形。

上図以下
△6三銀 ▲3五歩 △同 歩 ▲4六銀 △4五歩 ▲3三角成
△同 桂 ▲3五銀 △3四歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲3四銀
△4六歩 ▲同 歩 △4四飛
(下図)

△4六歩▲同 歩△4四飛は藤井流の応接。

上図以下
▲1六角 △2五歩 ▲3八飛 △4六飛 ▲3三銀不成△3七歩
▲同 飛 △3六歩 ▲2七飛 △3三銀 ▲2五飛
(下図)

上図は▲5五角急戦の課題局面ですね。
後手は銀桂交換の駒得でも、歩切れが痛い。

王位戦第5局 では△3七歩成、
また、その感想戦では△2四銀打が指摘されていた。

本譜は上図以下△4三角(下図)

色々と手はあるものですなぁ。

1六の角を消しつつ、2一に飛車を成らせない、という意味ですか。

▲3四歩と打てば△同 角くらいなので、
2一に成る事は出来るんですが、歩を渡すのがどうか。

上図以下
▲2三飛成 △1六角 ▲同 歩 △4四角(下図)

▲5五桂が攻防のようですが、△5四銀と出られ、
次に△5六飛があって忙しいです。

ただ、角を合わせる手はかなり有力だったかなと。
3三の銀を狙い続ける着想で。
仮に8八に打って、△4九飛成に▲5九金寄。
これはありましたかね。でも、壁になるのが嫌なのかな?

上図以下
▲4七歩 △5六飛 ▲5七歩 △7六飛 ▲7七歩 △7五飛(下図)

天彦先生は歩でペタペタと補修工事。
そうか、こういう手の方が勝率が高いのか。

上図以下▲2一竜と突っ込むのは、
△4二銀でも△7二玉でも損得微妙かな。

将棋ウォーズだと▲3四歩△4二銀▲3三角とゴリ押す人もいるかも?
以下△同 銀▲同 歩成の局面は、▲4三とを見せつつ後手の角が取りに行く感じ。
品性のカケラも無い攻めだけど、真っ平らな先手陣が堅いから嫌かもしれない。

上図以下
▲8二角 △9三香 ▲2一龍 △4二銀 ▲9一角成 △7二銀(下図)

和俊先生は攻防のバランスに優れた先生で、
アマチュア振り飛車党にとってはお手本になります。
本譜も、際どいところで形勢の均衡を保ってますね。

先手は一気の攻めが無くなったので、溜めるような手が欲しいです。
例えば▲4六歩と突き、△3七歩成▲同 桂△3六歩に▲4五桂を用意する手もありました。
歩をペタペタ打つと守備力が上がる反面、細かい攻めは利かなくなりますね。
(逆に言うと、攻めの技術に自信があるからこそ堅く受ける事が出来る)

天彦先生は、黙って▲8二馬(下図)

こういった有効な手渡しが天彦先生の将棋には多いですね。
自分の将棋に自信が無いと出来ない手のような気がします。

例えば、△5五角のような手は有力なのですが、
△1九角成と成れても▲1一竜や▲4四桂が生じるので、
胸を張ってプラスとは言い切れない面があります。

なるほどー、勉強になりました。

本譜は上図以下
△3七歩成▲同 桂 △3六歩 ▲5六桂 △5五角 ▲2五桂
△3七歩成▲3四歩 △3二歩 ▲3三歩成 △同 歩 ▲3四歩
△同 歩 ▲3三歩
(下図)

△3七歩成に乗じて桂を捌き、
と金攻めを確定させられたので、先手良しに見えます。

しかし本譜は意外に難しい事に・・・

上図以下
△4七と ▲同 金 △1九角成 ▲3二歩成 △5一銀 ▲4四桂
△4五飛 ▲5二桂成 △同 銀 ▲4六歩 △同 馬 ▲同 金
△同 飛
(下図)

うーん・・・
機が熟している感はあるんですが、決め手は無いんですかねー。
△5六飛△7六飛で、先手の歩が引っ込んじゃったので、
後手には玉を上部へ抜ける楽しみが生じているんですよね。

一つの案として、▲4二とはありそう。
△同 飛は▲7一角△6三玉▲6二金△5四玉▲5二金で、
飛車に当たるのが痛いですね。

だから▲4二とには△4八飛成ですけど、
▲6八金と締まっておいてどうか。
・・・でも、どこかで△8四香が詰めろで入りそうかなぁ。

まぁ、こういった指し方でも先手勝ちだとは思いますが、
詰まない王様を下から追い立てるのは野暮というもので、
勝ち方としては美しくないですね。

本譜は上図以下
▲2四角 △4九飛成(下図)

ただし、美しい▲2四角には、黙って△4九飛成で難しい。
上図以下、▲4二とには△5八銀で。

やっぱり、将棋を勝つのは大変だなー。

この後、和俊先生が逆転に成功・・・(下図)

ここで△5八馬と切れば後手勝ち筋では?
▲2六竜と取られても、△5九金▲同 金△同 馬が竜取り詰めろです。
直前の△7五桂が利いて、7四に抜けた時の詰み筋が無いんですよね。

天彦先生がいつも通り勝利の女神に好かれていた、という事ですか。

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※やたらオッサンを連呼する定跡書が出るようです→禁断のオッサン流振り飛車破り


興味はあるんですが、レジに持っていくのが恥ずかしいような(笑)

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【棋譜でーたべーす】
第74期順位戦B級2組4回戦 野月浩貴-井上慶太

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先手:野月浩貴
後手:井上慶太

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △9四歩
▲9六歩 △7二銀 ▲3八銀 △3四歩 ▲2七銀
(下図)

相掛かり棒銀。

上図以下
△8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8五飛(下図)

△8五飛型。

上図以下
▲7六歩 △7四歩 ▲6八玉(下図)

▲6八玉は珍しい。
前例は阿久津-森内戦 で、△7三桂に▲2二角成~▲8八銀。
これは持久戦の流れになる。

上図以下
△5二玉 ▲5八金(下図)

井上先生が△7三桂を決めなかったのは、
上図で△7五歩の選択肢を残したかったから?

△7五歩以下▲同 歩△同 飛に1.▲3六銀は、
△3五歩▲2七銀△9五歩▲同 歩△9七歩の筋がある。
かと言って、2.▲2二角成△同 銀▲8八銀も、
△9五歩▲同 歩△9六歩と置いておく感じでどうか。

こちらもありそうな進行だけど、軽すぎるのかな。

上図以下
△7三桂 ▲3六銀(下図)

上図では△8六歩も有力そうに見える。
以下▲同 歩△同 飛に、
▲4五銀・▲2五銀・▲8七歩・▲2二角成があり、
いずれもかなり難解な将棋だ。

▲4五銀・▲2五銀は、△7六飛▲3四銀に△3六歩が手筋(下図)

上図以下は、
▲2三銀成△8八角成▲同 銀△3七歩成▲同 桂△2七歩
▲同 飛・・・と進みそう。そこで△4九角も△2六歩があって、
後手がまあまあ戦えている感じがある。

▲8七歩の変化は△7六飛▲2五銀(下図)

以下は△9五歩か△7五飛か。
▲3四銀にはやはり△3六歩という事になる。

棒銀の姿勢を貫く手ではあるが、少し愚直すぎるか?

▲2二角成の変化は、△同 銀▲8八銀(下図)

これは何とも言えませんか。

また、▲3六銀に△7五歩も有力(下図)

▲7五同歩△同 飛は後手が軽いかなぁ。
▲2二角成~▲8二角は△7八飛成~△8一金や△9二香でどうか。

他の選択肢としては、
▲6六歩と穏便に指すか、▲2五銀と突っ込むか。
前者は△9五歩▲同 歩△9六歩、
後者は△7六歩▲3四銀△8四飛(▲2三銀には角交換~△2七歩~△4五角)
これも難しい将棋だなぁ。

本譜は▲3六銀以下
△9五歩 ▲同 歩 △9六歩 ▲同 香 △7五歩(下図)

前述の変化が攻め合いになるのに対し、
この変化は受けきるか攻めきるかだ。

上図以下
▲2二角成 △同 銀 ▲7七桂 △8四飛 ▲7五歩 △9七角
▲6六角 △9五香 ▲同 香 △7六歩
(下図)

部分的には塚田-阿部健戦 でも現れた攻め筋。
よって、上図では▲8八銀も有力である。
以下△7七歩成▲同 銀△6五桂▲7六銀△8六桂が一例。

上図以下
▲9八歩 △7七歩成 ▲同 金 △7九角成 ▲同 玉 △6五桂
▲7八金 △5四桂 ▲5五角 △8五飛 ▲9二香成 △7五飛
(下図)

井上先生らしい軽快な手作り。

上図以下
▲9三角 △9五飛 ▲8四角成 △9二飛 ▲9三香 △8一香(下図)

派手な手順。

ここで▲7五馬も有力。
6五の桂を外す手があるので、△8二飛と寄りにくい。

上図以下
▲9四馬 △8二飛 ▲同角成 △同 香 ▲7三歩(下図)

△8三銀と上がると香車の利きが止まるので、
▲7六馬で完封勝ち。

また、△同 銀▲8一飛も先手良しか。
▲7四歩と叩いて香車を取る筋がある。

上図以下
△7七歩 ▲7二歩成 △7八歩成 ▲同 玉 △7二金 ▲同 馬
△9五角
(下図)

井上先生は△9五角と詰めろ逃れの詰めろで迫るが・・・

上図以下
▲8六歩 △同 香 ▲6九玉 △8七香成 ▲8六歩(下図)

2度の▲8六歩が上手い受けで、野月先生が振り切った。

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